2025.08.03

息子と汗を流して見えた、”自分でやってみる”ことの大切さ

先日、息子が所属しているバスケチームの練習に少しだけ参加させてもらいました。(私は学校の授業でしかバスケをやった事ないので下手です。)夕方とはいえ、じっとしていても汗が噴き出すような暑さ。ちょっと動いただけで、もう汗だくです。

「暑い〜、もう無理〜」

正直、心の中でそう叫んでいました。しかし、その横で黙々と練習を続ける息子やチームメイトたちの姿を見て、ハッとさせられました。陽射しがない中でも、こんなに過酷な環境で、彼らは文句ひとつ言わずに練習に打ち込んでいる。

「すごいな、尊敬するな」

その時、本当にそう思いました。
これまで、練習を見学しながら「もっとこうすればいいのに」「なんでこんなミスするんだろう」などと思ったことあります。。しかし、実際に自分で動いてみると、彼らがどれだけ大変なことをしているのか、その努力や葛藤が、少しだけですが、肌で感じられた気がします。

「作ってみたい」という気持ちを、形にする場所

このバスケ練習での体験は、私にとって大きな気づきでした。そしてこの気づきは、ソリウッドの木工教室にも通じるところがあると感じています。

私は、お客様が「自分で家具を作ってみたい」という気持ちを形にするお手伝いをしています。

「私にも作れるかな」「難しそう…」

そう言って不安そうに教室の扉を開ける方も少なくありません。もちろん、初めて工具を握る方にとっては難しいこともあります。ですが、私たちがサポートしながら、少しずつ、ご自身のペースで作業を進めていくうちに、皆さんの表情はどんどん真剣で、そして楽しそうなものに変わっていきます。

完成した時の、あの達成感に満ちた様子。自分が作った家具を嬉しそうに眺める姿を見るたびに、私はこの仕事のやりがいを強く感じます。

設計図を眺めているだけでは決して味わえない、木材の温かさや、工具を手にした時の緊張感。そして何よりも、ほんの少しのズレが完成に大きく影響する難しさや、それを乗り越えた時の喜び。

バスケの練習も、家具作りも、「自分でやってみる」ことの重要性は同じだと強く感じます。
「やってみたい」という気持ちを大切に、一歩踏み出すことで見えてくる新しい世界。これからも、その一歩を応援する場所として、木工教室を続けていきたいと思います。

 

 

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