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家具屋で働く双子のブログ
◎家具屋が受けた影響(ちょっと前進したこと)
姉ブロ。前回の続きです。
家具屋が受けた影響は、なにも店舗の営業縮小や工房の一時休業といったマイナスなことだけではなく、「こんな機会がやってきたから前進できたこと」というのもあるんですね。
動画の力を知る、今さらながら。
ご多分に漏れず、弊社でもオンラインショップの強化を図っています。ソリウッドは、家具職人以外は家族だけで経営している小さな会社なので、時間も人手も限界があって、なかなか理想的なカタチには近づけないのが本音ですが、それでも少しずつ少しずつ。
これまでと大きく違うのは、オンラインショップでもテーブルの販売を開始したこと。いままで吉祥寺の実店舗で展示販売していたテーブルをオンラインショップに載せました。(早速ご利用いただき、感謝感激雨あられでございます。)
ダイニングテーブルなどの大きな家具を、現物(もしくは現物に近い見本)を実際に見ずして購入するというのは、なかなかハードルが高いものです。
そこで、いまさらながら導入したのが「動画」です。商品の動画を撮影して、細かい部分、通常は見えない裏側など、これまでは実店舗で確認の意味でご覧いただいていたような部分をインスタグラムに載せるようにしました。まだすべての商品を動画でご紹介できているわけではありませんが、これも少しずつ少しずつ、着実に。
と同時に、お客様からメールやSNSのDMでいただいたご質問にも、該当の箇所を動画で撮影してご返信するようにしました。百聞は一見にしかず。言葉や静止画だけではお伝え出来なかった雰囲気も、動画では伝わりやすく感じます。言葉には言葉の、静止画には静止画の、動画には動画の「伝えやすいこと」がそれぞれあるのだな、といまさらながら実感しています。
そういえば私、中学高校時代放送部に在籍しておりまして、ビデオカメラ片手に撮影し、放送室の機材をくるくる回して編集し、番組を作る、なんてことをやっていたのですね。その後就職した会社では、デジタルビデオカメラで撮影した画像をパソコンを使って編集する機能のご案内なんかもやっていたのです。今回の一件でフラッシュバックのように昔のことを思い出しました。当時の経験と記憶がどれだけ役に立っているかわかりませんが、少しは役に立ってると思われるので、まさかまさかこんな状況で昔の経験が活きてくるとは、びっくり仰天です。興味のあることはやっておくものですね…。
お一人お一人と丁寧に、じっくりと。
吉祥寺の実店舗を予約制に替えたことで、店舗にいる私は「いつ、どんな方が来店されるかわからない」という状態がなくなりました。また、これまでのように店内のレイアウトや展示の仕方に時間を割くということもなくなりました。ということで、これまで以上にメールやDMでのお問合せにじっくりと時間をかけてお応えすることができます。
「天板のウラ側はどうなっていますか?」というたった一文のご質問でも、そのお客様がウラ側の何を知りたいのか、どうして知りたいのか、そういう想像力を働かせて、お応えする言葉を選んだり、画像を撮影する角度を考えたりと、これまでとは違うやりがいや緊張感を味わっています。
いままで以上にお一人お一人と向き合う(実際にはお会いしていないけれど)ことの大切さと魅力と意味を痛感しています。
これを読んでいる方も、「あの商品のあの部分、どうなっているのかな?」という疑問やご質問がありましたら、お気軽にメールをくださいませ。
後回しにしがちな「ニッチな商品」の開発
営業時間もスタイルも縮小し、それに伴った新たな業務も生まれてはいますが、とはいえこれまでよりは時間が生まれたのでしょう。弊社代表取締役でもある我が弟が、非常にニッチな製品を作り始めました。
「左利きのための耳つきカッティングボード」
意味わかります?(笑)
ソリウッドのカッティングボードは丸い穴が開いているのですが、この穴の位置が左利きの人向けなんです。
意味わかりました?(笑)
実はソリウッドの3人姉弟は、全員左利きでして、私たち3人は意味がわかってるんです。しかし完全に右利きの創業者である我々の父は「なんだ、これ。何が違うんだ?」とたぶんいまだに完全にはわかっていない…。新型ウィルスの出現によって、巡り巡ってとてもニッチな商品が生まれました。
これについては書き出したら説明が長くなりそうなので、また改めて。
まとめ
もう方々で腐るほど話題になっているので「世界が変わった」という言葉には新鮮味のかけらもありませんが、つべこべ言わず発想と手段を柔らかにして、「あれもダメ、これもできない」と否定的になりすぎず、家具屋は家具屋なりにできること、必要とされていることを敏感に的確に感じ取って、なんとか新しい時代にしがみついていきたいものです。どうぞよろしくお願いいします。
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