2019.03.12

【No.2563】ブックマッチチェリー材耳つきテーブル

先日吉祥寺ショップに搬入した”すぐお届けできるテーブル”4台のうち、1台は人気のチェリー材耳つきテーブルです。ソリウッドでは一番人気のチェリー材。日が経つに連れてどんどんと色が濃くなって熟成感が出るのが人気の秘訣で、さらにウォールナット材よりも価格が安いことが嬉しいですね。


今回製作したのは、W1500×D900×H700mmで天板厚が45mmあります。厚めの天板が良いという人にはもってこいのテーブルに仕上がっています。

このテーブルはC125テーブルと名付けています。CはCherry(チェリー)のCで、125は125台目のテーブルという意味です。耳つきテーブルに番号付けをし始めてから125台目ということですね。特に数字に意味はないです。

天板はブックマッチ方式で2枚の板をはぎ合わせています。ブックマッチ方式とは、同じ丸太から製材された隣り合った板を本を開くような感じではぎ合わせることです。2枚の板の木目がほぼ左右対称になるのが特徴です。同じ丸太から製材された板なので、色や木目の様子が似ていて統一感はバッチリです。

ブックマッチ方式は同じ丸太の隣り合っている板でないとできないので、必然的に出来る量が限られてしまいます。この条件に合う板は想像よりも少ないです。丸太から製材したとしても、割れが入ってしまったりして思いとおりにブックマッチできないケースもよくあります。

上の写真の通り、とても綺麗な天板に仕上がっているのですが、難点もあります。それは


樹皮近くの部分が虫食いとちょっとふけていたので、木で修復しています。日常の使い方でこの部分に不都合が出ることはないと思いますが、見た目がちょっとと気にする人もいると思います。

自然素材なので、どうしてもこのような欠点があります。それらを省いて製作することが多いですが、修復すれば問題ないだろうという判断で製作しました。この部分だけでこの板、しかもブックマッチで天板が作れる板を無駄にするのはもったいないと思うので。

W1500mmあるので、4人家族にぴったりの大きさです。D900mmあるので、勉強や仕事でもダイニングテーブルを使う方にはありがたいかもしれません。ソリウッドではダイニングテーブルの標準Dを850mmにしています。でも、お客様からオーダーでD900mmのテーブルを受けることもあります。なので、今回はブックマッチでしかもD900m取れる板だったので、D900mmで製作しました。


少し小節が多いですが、実際に見るとそんなに気にならないと思います。チェリー材らしいマイルドな木目を堪能できる天板に仕上がっています。ぜひ、気になる方は実物を吉祥寺ショップにてご覧になってください。

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