2018.11.22

【No.2473】木の椅子の座面の選び方

木の椅子を検討されている方の話を聞いていると椅子のデザインは決まったものの座面の種類もしくはどの布地にするかを悩んでいるということを聞きます。このあたりはどれが正解というものはなく、直感的なものに頼らざるを得ない部分がありますが、少しでも検討に役立てるように、整理をしてみたいと思います。

板の座面かファブリックが張ってあるものか?

ソリウッドで扱っている椅子の中にも、座面を板座がクッション性のあるウレタンフォームを布もしくは革(ビニールレザー含む)で覆っているものがあります。まずはどっちにするか悩む方もいらっしゃると思います。

板の座面の良いところは、染みや汚れ、中のクッションのへたりなどを気にしなくていいというところでしょう。基本的に汚れた場合は、台所用などの中性洗剤を水に濡らして絞った布巾に少量をつけ、よごれた部分を拭いて頂く程度でキレイにすることができます。油性ペンなど洗剤ではとれない汚れについては、オイル仕上げの椅子でしたら軽く紙ヤスリで磨き、その後、メンテナンス用オイルを塗るといったことも可能です。

デメリットとしては、クッション性のあるものに比べると、おしりへのあたりが硬いので、長時間座るとなると快適性で劣ることになります。木の座面をご使用の方に話を伺うと、市販のクッションを別に用意したりして対応されている方もいらっしゃいます。色々と汎用性も出てきます。また、座面まで木となると、椅子が重くなる点も挙げられるます。ダイニングチェアの場合、動かすのが大変というほどではないにせよ、掃除機をかけるごとに移動をさせたりするのであれば、軽い椅子を選択したいという気持ちになってしまうのも仕方ないかもしれません。

布やレザーなどのファブリックがついているものについて、ソリウッドで扱っている椅子はカバー式になっているわけではありませんので、カバーだけ外して洗濯をするといったことが出来ません。ですので、白っぽい布を選ぶと染みが目立ちやすくなってしまいます。また、使ってくるうちに布やレザーは劣化し、将来的には張り替えをしなくてはならなくなります。使い方にもよりますが、布だと早くて5,6年、革だと7,8年するとへたりや汚れが気になってきてしまうかもしれません。

ファブリックの種類も選べるものがあるので、他のインテリアなどのコーディネートを考えたり、個性を出してみることも可能です。

ソリウッドで扱っている椅子ブランドの中では、それぞれのメーカーが張り地のラインナップを持っています。特に宮崎椅子製作所さんは、海外製品なども豊富にとり揃っています。中でも、人気はHolly1 plainという名前の生地です。

楕円のドット柄になっています。麻も入っているので綿が多い布とは肌さわりもやや変わってきます。遠くからみるとドット柄かどうかはわかりませんが、面白みがあって、ものすごい奇抜ではないということが評価されている生地だと思います。

価格的には、板の座面のほうがやや高くなる傾向になります。また、布と革(ビニールレザー)では、革のほうが価格は高くなります。

木との相性

布や革は、木部と張り地の色味との組み合わせも少し考えると良いでしょう。個人的に、ウォールナット材は、緑、ナラ材は紺や濃い茶系、チェリー材は、黄色もしくは赤系との相性が良いと思っています。もちろん、これ以外でも素敵な組み合わせは多数存在します。

上の写真は、チェリー材に黄色系の布を張った椅子です。

どの座面にするかも椅子選びの楽しみの一つかと思います。ただ、悩みすぎてしまうのをよくないので、木の種類もファブリックも誰かが数ある中から選んでいるものでありますので、誰もがこれはないだろうというものは排除されていると思って頂いて、あとはご自身の直感を信じて一気に決断してしまうのもコツのような気がします。不安がある場合は、ソリウッドのスタッフに尋ねてみてください。

 

お問い合わせContact

TEL:0422-21-8487
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 2F
(営業時間: 12:30〜18:00/定休日:火・水曜日)
お問い合わせフォーム
Facebook Twitter Instagram Pinterest