2018.11.19

【No.2470】光沢感があって綺麗な木目のカバ材テーブル。

先週の金曜日に吉祥寺ショップに”すぐお届けできるテーブル”6台を運び入れました。狭い店内にところ狭しとテーブルと椅子を並べて、壁にもテーブル天板を立てかけて木目が見えるようにして展示してあります。今まではオーダー受注するための見本テーブルを並べて、何台か現品販売するテーブルを置いていました。が、”すぐお届けできるテーブル”を要望するお客様も増えているのもあって、現品販売するテーブルの台数を増やしています。木目を見て選ぶことができるのはやはり安心して頂けると思います。また今月中に追加がある予定になっています。これだけの台数のテーブルが吉祥寺ショップに並んでいたことは過去なかったと思います。無垢材テーブルを探している方は今がチャンスです。


8015テーブルはカバ材の耳つきテーブルです。カバの木というと白樺(しらかば)が有名ですよね。標高が高めのリゾート地によくあるあの木です。スキー場でも白樺コースと名付けられた場所をよく見かけます。白い樹皮が特徴のカバノキです。よく見かける木ではありますが、家具用材として白樺が使われることはほとんどありません。家具用材として使われるカバはウダイカンバ、ダケカンバといった種類のカバノキです。ミズメもカバの仲間です。ミズメはカバノキ科であるにも関わらずミズメザクラなんて呼ばれています。そのように呼ばれるのもカバはサクラの代用材として使われてきました。単にサクラ材と書かれている家具などはカバ材が使われていることもあります。サクラと聞くと日本人にはよいイメージがあるので、雰囲気の似ているカバ材をサクラと称しているわけです。

ソリウッドではカバ材を”サクラ”と称することはしません。カバ材だって、家具用材としてはとても優秀です。綺麗な木材です。なのでカバはカバと表記しています。ミズメザクラという表記も桜と勘違いする方がいると思うので、最近はミズメと表記するようにしています。

カバ材の中ではウダイカンバ材は別格扱いです。色、木目、共に特Aランクで最高級材として扱われています。しかし、最近では良質のウダイカンバ材を見かけることはとても少なくなりました。ウダイカンバ材のことをマカバとも言います。真の樺と書いてマカバと読みます。マカバという木があるわけではないです。マカバ以外のカバ材を雑カバと呼びます。ソリウッドでカバ材と表記しているカバはこの雑カバに当たります。雑カバの多くはダケカンバというカバです。もちろん、雑カバという木がある訳ではないです。色々と複雑ですが……

話を8015テーブルに戻します。8015テーブルに使われているカバ材は白っぽい色をしています。カバノキは中心部分が茶褐色もしくは赤っぽい褐色をしています。周辺部分は白っぽい色をしています。他の木材もだいたい中心部分が濃い色で周辺部分は薄い色をしています。でも、カバ材は周辺部分の割合が他の木に比べると多いです。だから、白っぽい周辺部分だけの板が存在します。8015テーブルにはそのようなカバ材が使われています。なので、白っぽいカバ材というよりはカバ材の中で白っぽい部分を使っていると認識してもらえばよいかと思います。

カバ材は緻密で繊細の木目をしています。手触り感もスベスベしていて気持ち良いです。硬さもあります。それなりに硬いので頑丈さも備えています。見た目は繊細な感じなんですが、実は硬くて重いです。8105テーブルは天板厚が30mmなのでそれほど重さを感じませんが、頑丈であることは確かです。


少し光沢感のある木目です。

他のショップではあまりお目にかかることはないカバ材のテーブルではありますが、丈夫さも綺麗さも備わっている樹種ですので安心して選んでください。

8015 カバ材耳つきテーブル   (W1500)

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