2014.04.15

今となっては珍しいナラ材の1枚板テーブル。

先日納品したナラ材の1枚板テーブルです。

140415_2.jpg

ソリウッドでは一時期ナラ材の1枚板テーブルを多く製作していました。しかし、今では1枚板テーブルになる大きさのナラ材が入手困難になり、製作できなくなってしまいました。今回納品したこのナラ材も昔に仕入れて残っていた板になります。

幅の狭いナラ材は今でも入手が可能です。が、段々と流通量は減ってきています。ロシア産のナラ材が多く日本に輸入されていましたが、ロシア政府による関税引き上げの影響で最近は輸入量が激減しています。当然、価格も上昇しています。ロシア産のナラ材は、木目が詰まっていて材質はとても良いものです。そのナラ材が手に入りにくくなりつつある状況は、家具の作り手からすると辛いですが、輸入に頼っている分仕方ないと諦めるしかないと思っています。

ロシア産のナラ材に替わって使われる用になってきたのが、北米産のホワイトオーク材です。同じナラの仲間ですが、ロシア産のナラに比べると木目は粗く、色も少し濃い印象です。ホワイトオーク材は流通量が増えてきています。量もまだ豊富にあるようで、今後も多く使われるようになってくるはずです。

ナラ材は世界中で多く使われてきました。ヨーロッパにおいては、ナラ材なくしてはその歴史を語ることができないくらい生活に取り入れられてきました。今でも、ワイン樽にはナラ材が使われています。

140415_1.jpg

そうした木が徐々に手に入りにくくなっている状況は悲しいですが、限りある天然資源なので仕方がない事かもしれません。

瑞木@相模湖

お問い合わせContact

TEL:0422-21-8487
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 2F
(営業時間: 12:30〜18:00/定休日:火・水曜日)
お問い合わせフォーム
Facebook Twitter Instagram Pinterest