2018.10.23

【No.2443】すぐお届けできるウォールナット材とタモ材の耳つきテーブル。

朝晩はだいぶ寒く感じるようになって来ました。我が家は今シーズンから薪ストーブを導入されました。すでに慣らし運転は済んでいていつでも本格運用できるようになっています。これから冬に向けて空気が乾燥していきます。無垢材家具にとって、湿気と乾燥は注意しなければならない点です。木材は周りの空気の状況に応じて、水分を放出したり、吸収したりします。無垢材は呼吸をしていると言われるのはこうした性質があるからなんですね。水分を放出すると体積は小さくなります。逆に吸収すれば体積が大きくなります。こうしたやり取りを絶えず行なっているのが無垢材家具に使われている木なんです。急激な乾燥が進むと一気に水分が抜けようとします。そうした時に均衡していた力のバランスが崩れて割れたり、反ったりすることがあります。なので、湿気がありすぎる環境や乾燥しすぎている環境は無垢材家具にとってはタフな環境になります。冬場はタダでさえ空気が乾燥している上に暖房を使います。さらに空気が乾燥するケースがありますよね。乾燥のしすぎは人間にとっても害がありますが、無垢材家具(木)にとっても害となる場合があります。部屋の中の乾燥のしすぎには十分注意しましょう。

薪ストーブもガンガン炊けば、空気が乾燥します。薪ストーブのデメリットとして多く挙げられています。乾燥すると喉が痛くなったり、感染症が拡大したりします。無垢材家具をお使いで薪ストーブも使われている方はぜひ注意していただきたいです。あまりに部屋の中の乾燥が進むと割れが入ったりしますので。温度だけでなく湿度にも注意をして頂いた方がいいです。薪ストーブだけでなく、床暖房やエアコンであっても暖めすぎると乾燥が進みますのでご注意を。

今日は新作の”すぐお届けできるテーブル”紹介の第2段です。25日に吉祥寺ショップに運び入れる予定になっています。Webサイトにも写真や情報をアップしますので気になる方はチェックしてみてください。昨日紹介したのはストレートカットテーブルでしたが、今日紹介するのは耳つきテーブルです。

耳つきテーブルは樹皮が付いていた部分を残してテーブルにしています。そのため、長辺のエッジが直線ではなく揺らぎのある線になっています。樹皮が全て剥がしてあります。樹皮をつけたままにしてもいずれ取れてしまいますし、樹皮の内側を虫が喰うことがあるので、必ず樹皮ははがすようにしています。樹皮を剥がしても薄皮や汚れが付いているので、そこをワイヤーブラシで磨いています。周りスルッとしすぎないように注意しながら仕上げています。なるべくワイルドに自然な感じに耳を仕上げるのがソリウッド的なやり方です。ただ、耳の状態がよくない板に関しては削る部分が多くなって木目が見えてしまいます。それでもなるべくワイルドな雰囲気を残すようにしています。


8012テーブルになります。樹種はウォールナット材です。ブラックウォールナットとも呼ばれいます。ウォールナット材の特徴は濃い茶色をしている色です。でも、樹皮に近い部分は色が薄く白っぽい感じになります。この部分を白太(シラタ)と呼んでいます。ウォールナット材の耳つきテーブルの場合は、耳の近くには必ず白太が入ります。8012テーブルはW1600mmなので標準的なダイニングテーブルサイズです。4人がけでの食事も少し余裕があります。お子様が宿題をされたり、少し書類を広げて仕事をしたりする場合はこのぐらいのサイズはあった方が使い勝手が良いかもしれません。


8011テーブルはタモ材です。タモ材の耳つきテーブルはあまり作らないのですが、製作してみました。タモ材は耳の状態が良い板が少なく、削る部分が多くなってしまうので耳の部分にも木目が現れてしまっています。それでもなるべくワイルドな雰囲気を残すように仕上げています。形もちょっと面白いです。片側は外に膨らんでいる形状をしています。

というわけで今日のブログでは近日中に販売開始する八の字型の脚が付いた8テーブルシリーズの中からウォールナット材とタモ材の耳つきテーブルを紹介しました。

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