教室風景 第4日曜日基礎コース 2回目
10月25日に行われた基礎クラスの様子をお伝えします。このクラスは先月に開講した新しいクラスです。2回目の今回は、材を配布して墨つけの作業をしました。
こちらが基礎コースで制作する課題の材料です。材種はタモです。天板の材料は脚の加工が終わった後で渡すことにしています。初めに配ってしまうと木が動いて反ってしまう恐れがあるためです。
まず、木取りされている材から使うものを選びます。色や木目が似ているものを選ぶのがポイントです。同じ材種でも木や部分によって色や木目の様子は異なります。完成した際に違和感がでないように材選びが必要です。
使う材を選んだら、具体的にどこに配置するかを考えていきます。課題の花台の脚は上の木口が見える設計になっています。ですからそこの目の方向を合わせることにします。上の写真のように木口面の木目が円を描いているように配置すると見た目が良くなります。もちろん材料によってはきれいに並ばない時もあります。その場合はその材料でベストを尽くします。あれこれ向きを変えて一番おさまりがいい配置を探します。
幕板や貫も目の流れを気にしながら配置を決めていきます。配置を決めたら必ず印をつけておきます。これをしておかないと後で混乱してきます。しっかりとわかりやすい記号をつけるようにします。特に木工教室の場合、次は1カ月後ですのでマークの付け方が悪いとまたいちからやり直しなんてことになってしまいます。
部材の配置が決まったら加工に必要な線を書く作業をします。これを墨つけと呼んでいます。ある意味木工で一番重要なのが墨つけかもしれません。墨の精度が悪いといくら加工が上手くできてもきれいに組み上がらないので。
墨つけで威力を発揮するのが毛引きと呼ばれる道具です。
構造はとてもシンプルですが、なくてはならない存在です。
竿の先に片刃の刃物がついていてその刃で材に溝をつけていくのですが、慣れていないとその溝が非常に見にくいのでボールペンをつけるという技をお勧めしています。そんなの邪道だという人もいますが...
使い方はこんな感じです。竿を人差し指を中指の間で持って使います。余計な力を入れずに軽くスッと引くとまっすぐな線が引けます。
こんなふうに真っすぐな線が書けます。定規を使って線を引くよりはるかに効率よく正確な線が引けます。
墨つけが終わったら加工に入ります。まずはホゾ穴からです。
この作業の詳細は来月にお伝えしようと思います。