2014.07.24

チギリって何?

先日、「チギリって何ですか?」という質問を受けました。

チギリは漢字では「千切り」と書きます。一般的には無垢材にある割れや節なでで隙間があいてしまっているところに埋め込むチョウチョ型の木片を指します。この「チギリ」を無垢材の割れた部分や節で穴があいた部分に埋め込むことで割れの進行をくい止めたり、穴を埋める目的で使われます。

割れや節は、無垢材の欠点とも言われますが、うまく活用すると個性的で魅力的な家具になる場合があります。チギリにもそういった役割を担います。デザイン的に天板のアクセントになったり、可愛らしさをアップさせることができます。現に、割れや節がない部分にデザインアクセントとして「チギリ」の埋め込みを希望されるお客様がいらっしゃいます。

例えば、こちらのテーブルの「チギリ」部分も本来、チギリを埋め込む必要のないところに埋め込んでいます。

チギリって何?

そして、下の写真が割れが広がらないように、割れの部分に樹脂をいれ、チギリを入れています。

割れとチギリ

欠点を補うために行われる工法ですが、付加価値をあげることができる場合もあります。また、割れや節が無垢材の欠点とされますが、「チギリ」は無垢材の魅力を引き出すことが出来ます。

賢木@吉祥寺

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