2014.04.19

綺麗な耳つきテーブルになる手応えありのカエデ材。

2月に仕入れた耳つきの板を整理しています。今日はその中からカエデの板を紹介します。

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幅500ミリ前後の板が3枚あります。同じ丸太から採れた兄弟板です。カエデは太く成長する木ではありません。市場に出品されている丸太も直径500-600ミリぐらいが1番太いかなという印象です。まれに1枚でテーブルになる幅の板もありますが、その数は本当に少ないです。

カエデは白くて繊細な木肌が特徴です。導管は狭く、目ではハッキリと見えません。そのため、手触りは超スベスベしています。しかし、見た目とは違って堅くてズッシリと重いです。詰まっているといった印象の樹種ですね。

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カエデ材は白い部分が多いのですが、木の中心部分は赤っぽい色をしています。

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こんな感じです。

カエデ材は乾燥中に大きく動くことで知られている材です。幅が広い材はV字型に反りやすくなります。なので中々幅広く利用することが出来ないです。この板も真ん中で割って使用することになるかもしれません。耳つきの3-4枚はぎのテーブル天板にしようと考えています。ただ、先を急いで乾燥させると反りが大きくなることが予想されるので、外でじっくりと乾燥させてから人工乾燥庫に入れようと考えています。6ヶ月以上は天然乾燥させないと駄目でしょう。含水率で20%ぐらいまでは天然乾燥で減らしておきたいです。木材は含水率が30%以下になると収縮を始めます。なので、ジワジワと時間を掛けて含水率30%以下にしてなるべく動きを少なくします。

カエデの耳つきテーブルは結構人気があり、製作すると割とすぐに売れてしまいます。やはり繊細ですべすべした手触りに惚れてしまう人が多いようです。この3枚の板はどんなテーブル天板になるでしょうか?仕入れた張本人としては、綺麗な天板になると踏んでいるんですけど…

瑞木@相模湖

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