2014.03.28

大人気ウォールナット材の秘密に迫る。その1

家具業界で欠かすことのできない木材になったウォールナット材。無垢材に限らず突き板といわれる薄い材を貼った化粧合板を使った家具でもよく使われています。今日はそのウォールナット材について以外と知られていない点を含めて実態に迫ってみたいと思います。

まず、産地。アメリカ・カナダの北米産です。昔はヨーロピアンウォールナットと呼ばれたヨーロッパ産のウォールナット材が流通していました。その材質も素晴らしく大変人気がありました。しかし、現在ではほとんど流通しなくなってしまいました。ヨーロッパのウォールナットはどちらかというと日本のクルミ材に似た色をしているそうです。(すみません。僕はヨーロピアンウォールナット材を見た事がありません。)

流通がなくなり、変わって注目されたのが北米産のウォールナット材です。北米産のウォールナットはブラックウォールナットと呼ばれるように、濃い茶色をしています。この特徴ある色が現在のウォールナット人気の素になっています。

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他に似たような色・木目がないのも不動の人気No.1に座り続ける要因かと思います。ウォールナット材の木目は良い具合に荒れている感じが見られます。散孔材とよばれる種類の木で、木目があまりハッキリと現れない種です。がよく見てみると、結構激しい木目の部分もあったりします。

化粧合板に使われる木目は大人しいものが多いです。化粧合板は安定した品質が求められる工業製品なので、ごく一般的な大人しい木目をしている材が使われます。そうした木目を持つ丸太は突き板クラスと呼ばれ高く取引されます。無垢材用の標準的な丸太は突き板クラスの丸太よりは激しい木目を持っています。(もちろん、大人しい木目をもつ板もあります。)

瑞木@相模湖

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