2014.03.21

“Hands-on Approach”自らの手を動かす手法は刺激いっぱい

ソリウッドの木材乾燥庫の設計・施工をしてもらった建築設計事務所A+Saの展示会が始まりました。

A+Sa “Hands-on” Approach展

2014年3月20日(木)−2014年4月20日(日)
平日 10:00-18:00  土日祝 13:00-20:00
場所:PRISMIC GALLERY
入場無料

私たちの携わってきたプロジェクトを通して生まれてきたモックアップを中心に、
プロジェクトにまつわるモノ、ヒト、コトを展示します。
人と建築の距離を縮める手法を、手で感じる「触れる展覧会」です。

彼らは建築方法として、自らの手を使ってモノを作ることから始める”ハンズオンアプローチ”を採用しています。実際に様々なモックアップを製作して検討を重ねる手法です。場合によっては、実際の現場でも自分たちの手を動かします。他の建築事務所と違って、施工部門のスタッフがいます。もちろん、工事の大部分は各専門の施工会社の人が行いますが、ちょっとした箇所は施工部門のスタッフが担当しています。中には、お施主さん自ら作業に加わることもあるようです。こうやれば自分たちでも出来ますよといった提案をしてお施主さんをも巻き込んだ家作りなども彼らの建築方法の1つです。

ソリウッドでお願いした木材乾燥庫の小屋も、施工部門のスタッフさんと協力工房の大工さんの二人がメインで建ててもらいました。当時の様子を少し振り返ってみます。

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設計した荒木さんも時々作業に加わっていました。白いTシャツ姿の人が設計士の荒木さんです。もちろん一級建築士の資格を持つちゃんとした設計士さんですが、自らインパクトドライバーを持って屋根に登ってビス止めをしたりもします。一般的な建築設計士さんのイメージとはかけ離れています。

こうして出来上がった木材乾燥庫は、バリバリに稼働しています。先日の大雪にも耐えました。彼らに頼まずに、僕が簡易的に作った小屋だったら、おそらく崩壊していた気がします。

そんなA+Saが手掛けた様々なプロジェクトを紹介しているのが今回の展示会です。実際に製作したモックアップ、模型などを持ち込み展示しているようです。
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瑞木@相模湖と賢木@吉祥寺もインタビューを受けました。会場のどこかに我々のインタビュー記事が掲げられているはずです。たぶんソリウッドの木材乾燥庫の模型も展示してあるはず…

僕自身もA+Saの皆さんに刺激を受けた部分がたくさんあります。工房の壁の一部に珪藻土を自ら塗ったのも彼らの影響がありました。自分でもある程度やれるという勇気を与えてくれたような気がします。

近くに行かれた際は、ぶらっと立ち寄ってみてください。

瑞木@相模湖

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