2014.02.18

『カタチの種 デザインのタネ』トークショーが刺激的で面白かった。

高橋三太郎さんの個展『カタチの種、デザインのタネ』に行ってきました。

初日の11日、プレゼンターの島崎信氏と高橋三太郎氏のトークイベントに合わせてアートスポットLADOを訪ねました。

現在販売されている椅子はもちろん、過去に三太郎さんが製作した椅子も数点展示されていました。三太郎さんの椅子のルーツとして4人の名前を挙げていました。

まず、リートフェルト氏のred&blue。この椅子はとても有名な椅子です。少し家具やデザインの勉強をしたことある人は、教科書で一度は見ている椅子だと思います。ぼくもなにかの教科書か本で見た記憶があります。単体の写真を見る限り、派手で座り心地が悪そうで生活感の全くない椅子という印象を持っていました。しかし、三太郎さんがトークイベントで見せてくれたアメリカのあるお宅で実際に使われていた椅子の写真を見た時に、「おお、いい椅子に見える!」と感動しました。印象とは違い、生活空間にちゃんと溶け込んでいて、決して単なるオブシェになっていない様子を見て、この椅子のすごさに気づきました。座り心地も悪そうに見えて、とても良いという話も耳にしました。是非、一度座ってみたいものです。

続いて、フランコ・アルビニのLUISAチェア。これもなにかの本で見たことある椅子です。(すみません。今で名作椅子というものに興味を持って調べてみたりした事がありませんでした。)

最後は、オーケ・アクセルソンとジャン・プルーベ。この2名もとても有名な方のようです。初めて聞きました。

トークイベントでは、リートフェルト氏のred&blueの話とオーケ・アクセルソン氏の話が多かったように思います。
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三太郎さんが、オーケ・アクセルソンに刺激を受けて製作した椅子の流れを受け継ぐLOGチェア。

また、島崎氏の椅子に関する知識と情報量に改めて驚きました。80歳を越えているそうですが、とてもそのように見えないパワーを持っている印象を受けました。椅子を理解するには、デザインしたその人を知ることがとても重要だと島崎氏は述べていました。島崎氏の話には”なるほど”と思う事が多く、とても勉強になりました。

興味が湧いたので、さっそく島崎氏が書いた本をAmazonで注文。『椅子の物語 名作を考える』
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1995年に発売された本で既に絶版になっています。ぼくも中古で手に入れました。大雪の影響でなかなか届かず、今日やっと届きました。読むのが楽しみです。

今まで椅子に対して興味を持つことがなく過ごしてきました。しかし、このトークイベントを聞いて椅子デザインに興味を持つことができました。いろいろ知ってみたいとワクワクしてきました。いくつか椅子に関する本を読んで勉強したいと思います。

瑞木@相模湖

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