2014.01.28

えっ?こんなにキレイになるの?少し削ると美しい木目が現れた!

吉祥寺ショールームにて展示、販売するための耳つきテーブルの荒木取りをしました。実際に製作するのはもう少し先になりますが、少し大きめに木取りして置いておきます。シーズニングと呼ばれる作業です。無垢材は削ると、反りやネジレが出る場合があります。そのため、一旦少し大きめで木取りして反りやネジレを出すだけ出してから正規の大きさにしていきます。

今回、木取りしたのは以前に一度このブログで紹介したミズメの板
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大きな割れが入っているために幅広くは使えない板です。表面は汚れやシミで中身の色や木目は分かりにくくなっていますが、削ると柾目のキレイな木目が現れるはずです。

荒木取りの方法はいくつかあります。チェーンソーを使う場合や木工機械を使う時もあります。今回はリッパーという荒木取り用の木工機械を使用しました。

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板を縦に割る専用の機械です。上に回転する刃物がついています。定盤にはベルトがついていて、板を入れると送り出してくれます。

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リッパーで割って、おおまかな幅を決めました。その後、手押し鉋盤と自動鉋盤を使って反り、ネジレを取り除きます。厚みは仕上がりよりも厚くしておきます。

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仮に並べてみました。まだ仮決めですが、端から白、赤、白、赤、白と縞模様になる天板になります。 W1500ミリ、Dはたぶん800ミリ前後になると思います。

どうですかね?

木取りする前と比べるとだいぶ木目がハッキリ見えるようになりました。想像以上にキレイな木目が現れたと思いませんか?

購入時に想像した通りのテーブル天板になりそうです。3枚の板から4枚の板を作りだしてはぎ合わせます。小さな節や入り皮が入りますが概ねキレイな柾目です。このような紅白の縞模様のミズメの天板は他ではあまり見かけない1点ものになるでしょう。

製作が進みはじめたらまたブログに書きますね。

瑞木@相模湖

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