2013.12.26

年末の大掃除でオイル仕上げのテーブルをメンテナンスして新年を迎えよう

12月26日って1年の中で一番街の雰囲気が変わる日だなと毎年思います。昨日までクリスマスムード一色だったのに、スーパーにはおせち料理、お花屋さんには松飾りが一斉に並び始めます。吉祥寺の街も一気に年の瀬ムードといった感じです。

年末に大掃除を予定している方も沢山いらっしゃると思います。無垢材テーブルをお持ちの方はお掃除ついでにテーブルのメンテナンスもしちゃおうと考えているかもしれません。

そこで、今日は改めてオイル仕上げのテーブルメンテナンスのやり方をおさらいしたいと思います。今回はテーブルの状態とやる気(時間と体力も考慮)によってオススメのメンテナンス方法を紹介します。

まず確認して頂きたいのが、テーブルの仕上げです。ソリウッドでご購入頂いた場合は、オイル仕上げとウレタン塗装のどちらかの可能性が高いです。まずどちらであるかを確認してください。オイル仕上げのテーブルの場合は、ご自宅でメンテナンスが可能ですので、次のステップに進んでください。ウレタン塗装の場合は、ウレタンの塗膜は機械で削る必要があるので、ご自宅では補修が難しいです。工房に持ち帰り機械で研磨した上で新たに塗装をし直します。ソリウッドでご購入頂いたテーブルでしたら承りますので、ご希望の場合はご連絡ください。

さて、オイル仕上げのテーブルをお持ちの方に、次に確認して頂きたいのが、テーブルの状態です。あちこちに輪染みや汚れがあり目立つか、それとも染みや汚れがそこまで目立たないけど、肌触りがすこしカサついている状態かを確認してください。

オイル仕上げ+染みや汚れが目立つ場合

これをキレイにやるのが、一番時間と体力を必要としますが、ビフォーアフターでの変わり具合も一番大きいやり方です。

1. まず表面のゴミやほこりをふきんで拭き取ります。ボールペンなどの水性インクによる落書きや汚れがある場合は、水気を含んだふきんに台所用洗剤(中性)を少量含ませ、汚れた部分をふきます。

2. 1で取れない汚れ(油性インクなど)や輪染みやその他の染みをキレイにするために紙やすりで研磨します。紙ヤスリの番手は320番です。オイルを塗った後にムラが目立たないように、汚れや染みの周辺も磨くようにします。

3. 木屑などをはらい、表面をキレイにします。

4. ウェスや布(いらなくなった綿100%のTシャツなど)にオイルをたらし、木目に沿って塗ります。

5. オイルがついていないウェスや布で、表面に残ったオイルを拭き取ります。

6. オイルを塗った後は、一晩ほどモノを置かない状態で乾かします。

オイルの塗り方はこちらの写真付き記事もご覧ください

オイル仕上げ+表面のかさつきが気になる程度の場合

普段の使用や水拭きをしたりするなどしていると、表面のオイルが抜けてきます。ツルツルだった表面が少しカサついてきたなと感じるようでしたら、その状態のまま、オイルを塗るメンテナンスがオススメです。染みや汚れが目立つ場合でも時間に余裕がないときや上手く出来るか心配な方はこちらのやり方でもOKです。

基本的には、前述したやり方の紙ヤスリでの研磨を飛ばしたメンテナンスです。上記の3から6を行ってください。

最後にオイルを塗るコツを書いていきます。まず、オイルですが、しばらく置いてあるものだと、成分が沈殿しています。蓋を閉めて振って頂くか、中身をよくかき混ぜてすこし粘度のある液体状にしてください。

塗るポイントは、

木目に沿って塗る

しっかりと拭き取る

この2つを意識すればムラになりにくく、上手に塗れます。

また、塗る量ですが、紙やすりでの研磨をしていない場合は、大量に塗る必要はありません。塗った際に少し色が変わるくらいで十分です。

そして、注意事項ですが、オイルが染み込んだウェスや布をそのまま放置しておくと熱をもつ性質があるので、次にも使おうとせず、すぐに水でジャブジャブにして生ゴミに捨ててください。

メンテナンスをして色艶が戻ったテーブルは気持ちの良いものです。新年を迎えるにあたってぜひチャレンジしてみてください。

賢木@吉祥寺

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