2018.08.27

木が好きな人にオススメの板座面の椅子。【No.2388】

先日のブログでクフラト感のあるboチェアを紹介しました。宮崎椅子製作所の椅子の中では珍しく板座面の椅子です。宮崎椅子製作所の椅子はどちらかというとシュッとしていてデザイン性の高い椅子が多いです。boチェアはデザイン性に加えてクラフト感も残した仕上りになっています。

クラフト感のある木の椅子、boチェア。

木が好きな人に人気なのが板座面の椅子です。座り心地だけを考えると座面にファブリックが張られた椅子の方が上です。でも、板座面には板座面の良さがあります。北海道産まれのISU-WORKSの椅子には板座面を選択できるモデルがたくさんラインナップされています。

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板座面の良い部分の一つはサラッとしている点です。ファブリックが張られているとどうしても皮膚にまとわりつく感じがします。もちろん選択するファブリックによって異なりますが。ウールが含まれている生地だと夏の暑い時はちょっと座りたくないような気分になります。夏っぽい薄手のファブリックだと冬にはちょっと寂しい感じもします。板座面だとそうした季節による違いを感じにくくなります。

でもサラッとしている点は滑りやすいというデメリットな面もあります。そのため、板座面の椅子の多くは表面に鋸痕をつけて滑りにくくしています。座面を通常のツルッとした仕上げ方にするとお尻が滑って安定した座りを保ちにくくなります。表面を少しザラッと仕上げることでお尻を滑りにくくしています。少し余談になりますが、ソリウッドのオリジナルベンチも座面の表面に刻み痕を残すテクスチャー仕上げというのがあります。オリジナルベンチの座面は刻み痕をつけないで他の家具と同じようにツルッと仕上げるフラット仕上げも選べます。見た目はフラット仕上げの方がスッキリしています。座ってみてお尻が滑るのが気にならないようならフラット仕上げを選ぶのが良いかもしれません。ベンチの座面は椅子の座面よりは滑りが気にならないかもしれません。最終的には見た目で気に入った方を選択するのが良いでしょう。

板座面のメリットのもう一つは張り替えが必要ないことです。布や革の座面はいずれ張り替えをしなければならなくなります。張り替えの時期は、布や革の強度によっても違いますし、使用頻度によっても違います。同じファブリックの椅子を同時に購入しても毎日座る椅子とたまにしか座らない椅子では張り替えの時期も変わってきます。なので、何年に一回とは言いにくいですが、5~10年経つと張り替えが必要になってくるかなという感じです。板座面の場合は、多少の使用感は出てきますが、摩耗することはほとんどありません。なので20年座っても座面がへたってくることはないです。

ISU-WORKSのラインナップでは10モデルの椅子で板座面が選択可能になっています。小さめのダイニングチェアからゆったりと座れる高級モデルまで板座面選択可能な椅子でも豊富なラインナップです。ISU-WORKSの椅子は木工家の高橋三太郎さんがデザインをしています。木工家がデザインしているので板座面が選択できる椅子も多いんだと思います。

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