2018.03.25

背にクッション性は必要か問題【No.2233】

今日は椅子の話を書こうと思います。結論がどうこうというものではないのですが、椅子を検討する上で問題になる点がいくつかあって、その一つは、「椅子の背にクッション性は必要か?」ということです。皆様はどう思われますか?

ソリウッドでは国内生産の3つの椅子ブランドの椅子を取り扱っていますが、デザインも様々で、座り心地も1脚1脚違ってきます。座面は木のみを使用しているものもありますが、基本的には、クッションとなるウレタンフォームを布もしくは革で覆ったものも選択ができます。中には、座面のみならず、背に当あたる部分についてもクッション性のあるものがあります。今日はこの背にもクッション性のある椅子が必要か?」についてまとめてみます。

背にもクッション性のある木の椅子の最大のメリットは、長時間座っていても背中が痛くなりにくいという点です。食事をするだけの時間はそう長くなく食事をしている最中は、背に体を預けていないことも多く背が木だろうが、クッション性があろうがあまり関係がないかと思います。ただ、ダイニングチェアで新聞や本を読んだり、椅子に座ったままテレビをみるなどくつろぎの時間もダイニングチェアに座っていることが多いという場合は、快適性に違いが出てくると思います。木の背だとどうしても背中にあたってしまいその部分が長時間座っていると少し痛くなってくるということが考えられます。背にもクッション性があるとそういった問題は起こりにくいです。ですので、ダイニングチェアに長時間座ることがある場合は、背にクッションがついているものも十分に検討して損はないと思います。

もうひとつはデザイン的な見た目の問題です。これは好き嫌いの類の問題なので、一概にはいえませんが、せっかく木の椅子なんだから後ろから見たときに木目が見えたほうが良いという意見もちらほら聞きます。特にレザーなどを背に張る場合は少しのっぺり感が出てきてしまい、個人的にはそれなら木の背のほうが良いのではと思ってしまいます。

実際に座ってみると、背にクッション性があるもののほうがしっくりくるという方もいらっしゃると思います。ぜひ座り比べてみてください。ここからは背にクッション性のある椅子を実際にみていきましょう。

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こちらはISU-WORKSのGENチェアです。こちらは長年木の椅子をご自身でデザインされ製作されてきた高橋三太郎氏がデザインをし、北海道津別町にある山上木工が製作を担当している椅子プロジェクトISU-WORKSにラインナップされている椅子になります。座面はやや柔らかく座ると少し沈み込むような感じがする椅子です。背中にもクッション性のある背がついていて長く座っていても背中が痛くなりません。男性でもゆったりと座ることができるサイズです。

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GENチェアの弟分といえるのが、MEGチェアです。GENよりもサイズがコンパクトで座ってみるとより包まれている感があります。見た目も可愛らしく人気のあるダイニングチェアです。

背が木のものと布もしくは革が張ってあるものを選べると椅子もあります。それが宮崎椅子製作所のpepeチェアです。こちらが背に布が張ってあるバージョンです。背に布が張ってありますがクッション性はほとんどなく、背のあたりは木のものと大差ありません。よってどちらかというとデザインの違いになるかと思います。

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もう一つの取り扱いブランドいのうえアソシエーツのAWAZAチェアは、背にクッション性があるものが多くラインナップされています。こちらはそのうちの一つ。AWAZA LDチェアです。背のあたり方が抜群で、腰をしっかりと支えてくれる感覚があります。座り心地の良さは定評があり、この椅子に座ることを目当てに当店にお越しいただく方もいらっしゃるほどです。ダイニングだけではなく、書斎にも使える椅子だと思います。

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ここで紹介した椅子はいずれも吉祥寺ショップで実際に座ってみることができます。どの椅子も座り心地が良いので椅子を検討されている方はぜひどうぞ。

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