2018.01.25

シラカバ材の耳つきダイニングテーブル【No.2174】

今日は新作の現品販売の耳つきダイニングテーブルを紹介します。まずは現品販売の耳つきテーブルの解説を少々。耳つきとは木の樹皮の部分のカタチをできる限り残し、そのままデザインに取り入れたテーブルです。複数の板を使用することがソリウッドでは多いですが、端に使う2枚の板は耳がついた状態の板を使用します。3枚はぎ以上の場合、真ん中に入る板は耳がないもしくは耳部分をカットした板を使います。ソリウッドでは吉祥寺ショップにまだ加工途中の板を立てかけて展示して、サイズや脚の仕様などお客様のご要望に応じてオーダーで製作する耳つきテーブルとすでに脚のデザイン・サイズも含め仕様が決まっており、仕上げまで済ませた状態で展示販売する現品販売のテーブルがあります。前者は以前より積極的に取り組んでおり、ソリウッドの主要な製品となっています。昨年の後半から後者の現品販売の耳つきテーブルを強化してきました。こちらはオーダーだと製作前のイメージがつきにくい5枚もしくは6枚はぎの耳つきテーブルなどを中心に製作販売しています。また、これまでは中々明記することができなかった伐採された場所がわかる国産材を利用したテーブルもラインナップしています。縁あって、岐阜県の飛騨市、北海道の下川町の材を入手することができました。今日紹介するのも、そのうちの一つである下川町のシラカバ材で製作した耳つきテーブルです。

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このテーブルには以下2点の大きな特徴があります。

1. 下川町の木材を下川町の職人さんが下川町で作る

ソリウッドでは、相模湖にある自社工房で耳つきテーブルを製作してきましたが、今回は下川町にあるNPO法人「森の生活」さんのご協力を頂き、下川町に在住する木工職人の方に、ソリウッド仕様で耳つきテーブルを製作してもらいました。作る人は変われど、使っている接着剤・オイルから反りどめ用の金属まで全てソリウッドと同じ仕様になっています。

ここで北海道の下川町について簡単に紹介します。

北海道の北よりにあり、町の人口は3,400人弱の町です。町の大半が森林で豊富な森林資源に恵まれています。東京とは違い、森林がごく身近にある町です。冬はマイナス30度にもなることがあるようで、今の時期だとたくさんの雪がふり、雪に囲まれているそうです。そんな下川町にあるNPO法人「森の生活」さんは、豊富な森林資源を活用して人々の心豊かな暮らしを持続させる取り組みをされています。そのうちの一つに地元で採れた木材をもっともっと活用するすべを探る取り組みがあります。代表理事の麻生氏がたまたまソリウッドを知って頂き、吉祥寺のお店にお越しいただいたことがきっかけでコラボレーションをして製品を作る流れになりました。このテーブルがソリウッド×森の生活のコラボ企画の3作目になります。

2. 下川町のシラカバ材

シラカバ(白樺)という木は、日本の美しい森林風景の一つとして多くの方の認知度はありますし、実際に材にしてみると黄白色の色味は今の住宅事情にもマッチするのではと思い、使っています。白樺はカバ材の一種ですが、他のカバ材に見られる板の中心部分が赤く、辺材が白いという明瞭な色の違いがなく、全体的に黄白色になり、天板としては色の統一感は出ます。また、随斑と呼ばれる黒い斑点模様が随所に見られます。これはシラカバ材の特徴ですが、逆にこの随斑がないとシラカバではないとされるようです。

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確かに他のカバ材では見ることはありません。この模様は見た目の問題でその部分が凹むとか割れるといったことはありませんので、機能的にはなんら問題はありません。明るめの色味で、どちらかというと素朴なイメージのテーブルを探しているという方にはこのシラカバ材が合います。

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こちらのD117テーブルは、サイズW1500×D855天板厚は30mmになります。4人がけにはちょうど良いサイズになります。また、脚はソリウッドオリジナルのType T(斜めテーパー4本脚)でスッキリとした印象に仕上がっています。仕上げはオイル仕上げになります。他の現品販売の耳つきテーブル同様、価格はお求めやすい価格設定になっています。関東地方へのお届けでしたら、送料は無料で、本体価格は¥159,840(脚込み・税込み)になります。

賢木@吉祥寺

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