2017.12.21

またとない綺麗なデスクになる1枚板 【No.2139】

このブログでも何度も触れていますが、ソリウッドのメイン商品の1つは耳つきのダイニングテーブルです。耳つきとは、聞き慣れない言葉だと思いますが、木材の業界では木の樹皮があった部分を耳と呼ぶのが慣例となっています。多くのテーブルで使用する板やホームセンターなどに販売されている板の多くは耳の部分がすでにカットされている耳断ち材になります。反対に耳つきテーブルとは樹皮があった部分のカタチをそのまま残したテーブルということになります。ソリウッドで製作している耳つきテーブルの多くは、2枚はぎといって2枚の耳つき板を接ぎ合わせて製作しているテーブルになります。これらの板は吉祥寺ショップに立て掛けて、気にいった板があればご注文頂く形式をとっています。今日紹介するのは、これらのダイニングテーブルサイズの板ではなく、奥行きが550〜640mmぐらいのデスクとしてちょうど良い板です。

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こちらがその板です。これはトチ材で1枚板です。1枚板とは字そのまんまですが1枚の板のみで天板が構成されているという意味になります。トチ材は国産の広葉樹で大きく太く成長する木で、比較的幅の広い板が採れます。製材した材の中心部分は明るめの茶褐色になっていることが多く、外側に近いものは乳白色になります。中心の茶色の部分がない板も中にはありますが、これらは通常の板より高額で取引される傾向にあります。今回紹介するトチ材は一部茶褐色の部分が出てくると思われますが、乳白色部分のほうが多い天板になりそうです。トチ材は緻密な肌理をしていて、しっかりと磨くとスベスベの肌触りに仕上がります。また、木目としては木目自体は目立ちにくいですが、シワがよったような模様がでる縮み杢がでる板も多く、古くから縮み杢が多い板ほど価値が高いとされています。また、同じトチ材でも表情が全然違うので、他の樹種のように他の丸太から2枚を接ぎ合わせるような天板がつくりにくい板でもあります。このデスクは1枚板なので、その辺は全く関係ありませんが・・・

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この辺りは綺麗な縮み杢がでます。キラキラと輝くような木目で、ちょっと凹凸があるのではと錯覚に陥ることもあります。ここら辺の木目は本当に楽しみです。

吉祥寺ショップに展示している板は表面の汚れなどが取れる程度にしか削っていない荒削りの状態です。ここから徐々にヤスリの番手を上げながら丁寧に磨くとスベスベの肌触りが得られます。さらに、オイルを塗ると先ほど解説した縮み杢がさらに目立ちキレイな天板になります。

こちらの板ではW1650〜1800×D540×640mm程度の1枚板デスクが製作できます。ご家庭の書斎のデスクとしてもお使い頂けますし、リビングにおいて家族で使うリビングデスクとしても使えます。トチ材は明るい色味なので明るい雰囲気のリビングスペースでも違和感なく置くことが可能です。こちらの板でデスクを製作した場合は4本脚がついてお値段、¥177,120(税込み)となります。他のダイニングテーブル同様、関東地方への発送でしたら送料・設置料無料でお届けすることが出来ます。

下の画像は、以前に製作してお客様宅にお届けしたトチ材の1枚板テーブルです。窓際におくと、外からの光でされにキラキラとさらに光沢が増します。デスクと一緒にご注文頂いたのはRAYチェアです。RAYチェアは幅が広くゆったりと座れるダイニングチェアですが、デスク用の椅子としても使えます。写真のものはナラ材ですが、色が濃いチェリー材やウォールナット材との組み合わせも面白いと思います。

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ソリウッドの吉祥寺ショップは2017年内は12月27日(水)まで営業します。26日と27日は定休日となっている火曜・水曜ですが、年末は変則的に営業します。28日〜1月4日までは休業となります。

賢木@吉祥寺

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