2017.09.29

国産ケヤキ材も選択できる宮崎椅子製作所の椅子。【No.2056】

ここのところ現品販売の耳つきテーブルの話題を多く取り上げています。現在吉祥寺ショップで販売している耳つきテーブルの中には国産材を使用したテーブルがいくつかあります。岐阜県飛騨市産、北海道下川町産の木材です。日本には森林がたくさんあるので、国産の木材がたくさん使われていると感じている方も多くいらっしゃいます。ところが日本の木材自給率は現在30%ちょっとになっています。数年前は20%台でしたが、最近は国産材利用を促す取り組みのおかげで30%台まで回復しています。先日林野庁から発表になった2016年の木材自給率は34.8%でした。これは前年よりも1.6ポイント増えています。しかし、伸びているのは木材チップなどの「燃料」としての木材で、家具用材などの自給率は伸びていません。

家具用材に限って言えば外国産材に頼らざるを得ない状況は変わっていません。外国産材は同等の木材がいつでも手に入る安心感がありますが、国産材はいつ手に入るか分からない状況です。ソリウッドが製作販売しているストレートカットテーブルには外国産木材が使われています。安定して供給される木材が国産材にはないために外国産木材に頼らざるを得ない状況になっています。しかし、一点物として販売する耳つきテーブルの場合は国産材を使用することも可能です。同じような板がいつ手に入るか分からないので一点物として販売するのが良いと考えています。

テーブルは一点物として販売することが可能ですが、椅子はそういう販売形態が取りにくいです。椅子は複雑な加工も多いので一度に何点かまとめて製作しないと利益を生み出すことができません。なので安定して手に入る木材を利用するしかないのです。そうなるとやはり外国産木材に頼ってしまいます。多くの椅子メーカーは外国産木材を使用しています。メーカーの規模が大きくなればなるほど国産材は使用しにくくなってしまうようです。

ソリウッドで取り扱っている宮崎椅子製作所さんも外国産木材を多く使用しています。でも数年前から国産ケヤキ材がラインナップに加わりました。日本の広葉樹材を代表するケヤキ材をラインナップに加わることは大変嬉しいことです。なのでケヤキ材PePeチェアを見本として注文して吉祥寺ショップでに展示しています。そのおかげもあって、ケヤキ材のPePeチェアの注文をいくつか受けることができました。

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ケヤキ材のPePeチェアです。オレンジのファブリックと合わせていい感じに。色はまさしくケヤキ色。椅子は部材が細めなのでケヤキの木目もあまり目立ちません。テーブルなどでは木目がハッキリ出すぎて和風ぽく感じますが、椅子だとそんなに気にならないかもしれません。

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ケヤキ材のUUチェアも。紫のファブリックと合わせて渋い感じの椅子になっています。ケヤキ材の椅子もなかなか良いですよ。吉祥寺ショップにはケヤキ材のPePeチェアが展示してありますので、ぜひ一度と見てみてくださいね。

宮崎椅子製作所の椅子は選ぶる樹種が豊富です。ウォールナット材、チェリー材はもちろんのこと、ブナ材、レッドオーク材、ホワイトアッシュ材など他のメーカーでは選択できないような樹種も揃っています。選択幅が広いのは嬉しいですよね。

座面のファブリックも選択肢が豊富です。私のオススメはHOLLY 1 PLAINシリーズ。二色の糸が楕円のドット柄に編まれています。色の発色も綺麗です。
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4色ラインナップされているうちの一つで薄いグレー。ナラ材との組み合わせるとおしゃれでカッコいいです。明るめの色なのでお部屋の中も明るい印象になるはずです。椅子の座面はそこそこ面積もあるので、部屋全体の印象にも影響を及ぼします。明るいダイニング空間を希望しているなら明るめの座面ファブリックを選択することをオススメします。

瑞木@相模湖

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