2017.09.23

国産材を使用した耳つきテーブルの新作を展示販売中です。【No.2050】

昨日のブログでも触れましたが、国産材を使用した耳つきテーブル吉祥寺ショップに運びました。すでに展示してありますので吉祥寺ショップにて実物を確認することができます。これらのテーブルは現品販売致します。通常のオーダー製作のテーブルの場合納期が2~3ヶ月頂いていますが、現品販売のテーブルならすぐに納品することも可能です。引越しがもうすぐでそれに間に合うようにテーブルが欲しい方にも対応することが可能なのでお問い合わせていただければと思います。

今回吉祥寺ショップに運んだのは岐阜県飛騨市産の木材を使用した耳つきテーブル2台です。1台はクリ材の耳つき3枚はぎテーブル、もう1台はブナ材の耳つき6枚はぎテーブルです。通常流通ルートの木材は産地が定かでないものがほとんどです。国産木材か輸入木材かといった大まかな分類は可能ですが、では何県産なのかといった問いに答えるのはなかなか大変です。特に広葉樹木材の場合は産地を特定するのはほぼ不可能です。針葉樹材は吉野杉とか産地ブランドがいくつかありますが、広葉樹材ではそういう産地ブランドで有名なものはないですね。あったとしてもあまり知られていません。今回天板に使用した飛騨市産の木材は地元産の木材を有効利用しようという狙いを持って活動している会社から提供された木材です。なので産地が明確になっています。飛騨市の森林で伐採された木を地元の製材所で製材して板にしています。その後人工乾燥して家具として使用できるようにしています。

直径がそれほど大きくない丸太から製材されているので、幅も狭めで厚みを薄いですがテーブル天板としては問題ありません。どうしてもはぎ枚数が多くなってしまいますが、国内の森林で育った木材ですので愛着は湧きやすいかと思います。

170923_1.jpg
※こちらのD110テーブルは成約済みになりました。

まずはクリ材の耳つき3枚はぎテーブルから。サイズはW1500×D850~900となっています。天板の厚みは27mmです。3枚の板をはぎ合わせているので1枚の板の幅は約300mmになります。クリ材がもつ伸びやかな木目がしっかりと現れています。クリ材はやや黄色味がかった褐色が特徴で、木目ははっきりと現れます。

170923_2.jpg
通常のクリ材より黄色味が薄いように感じます。この天板に使われているクリ材はタモ材に近い色味をしています。でも木目の現れ方は紛れもなくクリ材です。木目が大胆に出ているのでいかにも木といった感じがします。好みは分かれると思いますが、木が好きな人にとってはこういう木目は大好物だと思います。こちらのテーブルの脚はナラ材を使用しています。脚に使用したナラ材はロシア産のナラです。今回提供してもらった飛騨市産のクリ材は天板に使用する分しか無かったので脚材は違う木材を使用しました。クリ材が入手できなかったので色味が似ているナラ材を使用しています。

170923_3.jpg
こちらブナ材の6枚はぎテーブル天板です。サイズはW1500×D850~880mmとなっています。昔は国産のブナ材が結構流通していましたが、今ではほとんど流通しなくなってしまいました。現在はヨーロッパなどから輸入されているブナが多く使われています。海外からきたブナ材はビーチ材とも呼ばれています。ブナを英語にするとビーチになります。ブナ(ビーチ)材は昔から様々なシーンに使われていて我々にとっても馴染みの深い木材です。積み木や幼児用の玩具によく使われています。また日本で一番有名な木の椅子、Yチェアにも使われています。

今回使用したブナ材は色味が赤っぽいです。ブナにしては色が濃いなと感じています。でも、適度に色の違いがあって表情が豊かなテーブル天板になったと思います。脚にはビーチ材を使用しています。こちらは外国産の木材です。天板に比べると色が白いです。木目の様子にはそれほど違いがないので違和感はほとんどありません。こちらもすでに吉祥寺シップに展示してありますので実物をご覧になれます。

瑞木@相模湖

お問い合わせContact

TEL:0422-21-8487
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 2F
(営業時間: 12:30〜18:00/定休日:火・水曜日)
お問い合わせフォーム
Facebook Twitter Instagram Pinterest