2017.09.22

オイル仕上げの無垢テーブルと合わせる椅子は同等の仕上げ方法のものが良い。【No.2049】

今日は吉祥寺ショップに現品販売する耳つきテーブルを届けました。今回運んだテーブルは2台。どちらも岐阜県飛騨市産の木材を天板に使用しています。一つはクリ材の耳つき3枚はぎテーブル、もう一つはブナ材の耳つき6枚はぎテーブルです。すでに脚も付いています。現品で販売するので短納期で納めることが可能です。これらについてはまた明日にでもブログで紹介しようと思います。

ダイニング空間を演出するアイテムのメインはダイニングテーブルと椅子です。どちらに重きを置くかは人それぞれだと思います。ソリウッドのお客様の中でも、テーブルを重視される方と椅子を重視される方がいらっしゃいます。テーブルがオイル仕上げの無垢材なら椅子もやはり同等の自然な仕上がりをしている椅子を選んで頂くのが良いです。

宮崎椅子製作所の椅子は基本的には蜜蝋ワックス仕上げです。オプションで他の塗装・仕上げ方法を選択することもできますが、基本は蜜蝋ワックス仕上げです。蜜蝋ワックスは蜜蝋とえごま油をブレンドして作られています。オイル仕上げ同様に塗膜を作らないタイプの塗装方法になります。木製家具には長らくウレタン塗装を施すのが当たり前の時期がありました。そのような塗装方法しかなかったので仕方ありませんが、ウレタン塗装は硬い塗膜を作るので木部の質感を味わうことができないデメリットがありました。その後様々な木部塗装方法が開発されて、オイル仕上げという方法がかなり普及してきました。オイル仕上げは木部の表面に塗膜を作らずに、オイルが導管内に染み込んで固まって木部を保護します。塗膜を作らない分、保護能力はそれほど高くありませんが直接木部に触れることが可能で、木が持っている質感を直に味わうことができます。オイル仕上げや蜜蝋ワックス仕上げの無垢材家具は艶がそれほどでないので自然な仕上がりを楽しむこともできます。

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人気のPePeチェアです。このPePeチェアも蜜蝋ワックス仕上げです。見た目はオイル仕上げのテーブルと差はありません。なのでオイル仕上げの無垢テーブルと合わせて使用しても違和感はゼロです。椅子の場合はテーブルに比べると汚れや染みが着く機会が少ないです。でも使用しているうちにザラツキや黒ずみができる場合があります。特に肌と直に触れる肘掛けの部分にザラツキや黒ずみができやすいです。汗の水分や汚れがその原因になります。そうなってしまった場合も紙ヤスリ(#320程度)で木目にそって磨き、蜜蝋ワックスや家具用オイルを塗ればほぼ目立たなくなります。(無垢材テーブルと同様のメンテナンスをすれば大丈夫です。)

ISU-WORKSとAwazaチェアはオイル仕上げになります。ソリウッドで製作している無垢材テーブルと同等の家具用オイルが塗られています。こちらもソリウッドの無垢材テーブルと合わせてももちろん違和感ゼロです。

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お手入れの仕方は蜜蝋ワックスと同じです。テーブルほどメンテナンスをする頻度は多くないと思います。実際私もISU-WORKSのMAYチェアをリビングに置いてほぼ毎日腰掛けていますが、木部のメンテナンスをする必要性は今の所感じていません。購入してから2年を過ぎています。肘掛け部分が若干ザラついていますが、気になるほどではありません。もう少しザラツキが出てきたらメンテナンスをしようと思いますが、あと1年くらいは平気そうです。

椅子の場合はテーブルほど仕上げ・塗装方法にはこだわらない方が多いと思います。実際にはテーブルと同等の仕上げ・塗装の椅子を選べば見た目の違和感はほぼゼロになるはずです。敢えてテーブルと違う塗装方法を選ぶ必要もないかと思います。ソリウッドの吉祥寺ショップには蜜蝋ワックス仕上げの宮崎椅子製作所の椅子、オイル仕上げのISU-WORKSの椅子とAwazaチェアを展示しています。質感、手触り感などをじかに味わってみてください。

瑞木@相模湖

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