2017.09.19

国産材を用いた耳つきテーブルあります。【No.2046】

気がついたら9月も半分以上が過ぎてしまいました。9月になったら暑い日があるのかなと思っていましたが、大して暑い日はなく、すっかり秋の天気になっています。朝晩は涼しく、寒く感じる時もあるようになってきました。昨日も紹介しましたが、これからの時期に本格的に伐倒されます。新たに伐倒され製材された板が市場に並び始めます。仕入れにも力が入る時期に入ってきました。今年は材木市場に行った回数が少なめですが、これからのシーズンはちょくちょく行こうと考えています。お目当てはいつも通り耳つきテーブル用の板です。なるべくいろいろな樹種の耳つきテーブルを製作していきたいなと思っています。

最近は外国産木材の使用量が増えてきています。木材の国内自給率はここ数年はジリジリと上昇しています。が、この数値には木材チップにする木材等も含まれています。板として使用する木材に関しては印象としては変化なしかもしくは減少していると感じています。正確な数値がないのでなんとも言えませんが、材木市場に並んでいる板を見ているとそう感じます。ソリウッドでも外国産木材を使用する割合の方が高いです。ウォールナット材、チェリー材、メープル材は北米産木材です。ナラ材、タモ材は国内でもとれる樹種ですが、木材利用されているのはロシア産のものが多いです。ソリウッドで使っているナラ材、タモ材もほとんどがロシア産です。最近では東欧産のナラ材も使用したりしています。そのほかにも東南アジアやアフリカ産の木材も多く日本に輸入されています。ソリウッドでは東南アジア産やアフリカ産の木材を使用する機会は最近ではほとんどありませんが、これからこれらの産地の板も扱う機会が出てくるかもしれません。

ソリウッドで製作・販売している外国産木材の耳つきテーブルはウォールナット材とチェリー材が多いです。他の外国産木材の耳つきテーブルはほとんど製作していません。ウォールナット材とチェリー材は人気があることももちろんですが、手に入りやすいという点も特徴です。北米産木材の耳つき板を日本で手に入れるためには丸太のまま輸入されたものを日本国内の製材所で製材する必要があります。材木市場には製材された板の状態と丸太のままの状態の2形態で出品されています。ソリウッドでは製材された板を仕入れることがほとんどです。

耳つきではないストレートカットテーブルに使用している木材は全部外国産木材です。国産木材で安定して手に入る樹種がほとんどないので外国産木材に頼らざるを得ない状況になっています。なので、一点物扱いの耳つきテーブル天板に国産材木材を使用しています。カバ、ミズメ、ヤマザクラ、トチ、ケヤキ、クルミ、クリ、カエデといった国産材を使っています。

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※こちらのK66テーブルは成約済みになりました。(2017/09/23)
※成約のお客様がキャンセルとなりましたので引き続き販売しています。(2017/09/26)

現在吉祥寺ショップで展示中の国産カバ材の耳つきテーブル天板です。3枚の板をはぎ合わせてテーブル天板にしています。同じ丸太から製材された板を使用しているので木目の様子は揃っています。元々は2枚の板でしたが、1枚が真ん中で大きく割れてしまったので、カットして2枚にしています。カバ材は光沢感のある木目とすべすべした手触りの良さが特徴です。硬さも粘り気もある程度あるのでテーブル天板用木材として最適です。こちらの板は4人掛けテーブルとして使えるサイズです。4本脚をつけてテーブルとして仕上て¥240,840-(税込)となります。まだ粗く削ってだけではぎ合わせもしていない状態で吉祥寺ショップに展示してあります。実際にみて木目の美しさを実感してもらえたらと思っています。

瑞木@相模湖

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