2017.07.24

カタチもいろいろ耳つきテーブル。【No.1989】

ソリウッドで製作・販売している無垢材テーブルは大きく分けて2種類あります。耳つきテーブルとストレートカットテーブルです。耳つきテーブルは樹皮がついていた部分を残して製作してあるもので長辺のエッジが自然がつくりだした線になります。ストレートカットテーブルは長辺、短辺ともに直線でカットしてあるテーブルです。長方形が一般的ですが、正方形でも製作可能です。(丸いテーブルも製作可能になります。)

ソリウッドで製作している耳つきテーブルは2枚はぎのものが多いです。2枚の板をはぎ合わせてテーブル天板にしたものです。1枚板テーブルも耳つきで製作されることが多いです。なので耳つきテーブルに分類されます。1枚板テーブルははぎ合わせなしでテーブルになる大きさの板が必要です。ダイニングテーブルに必要な幅は800mm以上です。800mm以上ある板というのは多くないので貴重な存在になっています。特に国産材は1枚板テーブルにできる板がとても少なくなってきています。

2枚はぎテーブルはその名のとおり2枚の板をはぎ合わせています。2枚はぎテーブルにする板は幅が500mm程度の板です。その板の片側の耳をカットしてはぎ合わせます。どちらの耳を活かすかは耳のカタチや状態をみて決めます。耳は樹皮がついていた部分なので樹皮で守られてはいますが、製材までの行程で損傷することがあります。丸太を運ぶのに使う重機の爪でキズをつけてしまうこともあります。また伐倒から少し時間が経った丸太は耳の部分からも割れが入ります。特に外国産の丸太は日本に来るまでに時間が経っていますので、耳から割れが入っているケースが多いです。

カタチもいろいろです。使い易いのは真っ直ぐに近いものです。真ん中がくびれている形状も使い勝手は良いです。真ん中が少し膨らんだ太鼓型はちょっと使いずらく感じることもあるかもしれません。基本的には使い易いカタチのテーブルになるような耳を選ぶようにしています。

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吉祥寺ショップに展示してあるチェリー材の耳つき4枚はぎテーブル用の板です。ほぼ真っ直ぐな線をしている耳つきテーブルです。耳つきでありながら直線に近いので使い勝手は良いと思います。長さも充分に取れるので大きめの常時6人掛け用テーブルとして使って頂けます。また常時使うのは4人であっても、お子様が勉強をしたり、ホームパーティーをしたりするケースが多い方には広めのテーブルがオススメです。この板は柾目と言われる木目で比較的大人しい木目をしています。木目が主張するのが苦手な方は柾目の板を選択するといいのですが、柾目板は流通が少ないです。チェリー材は柾目として流通している板はありません。この板は丸太の真ん中付近で柾目に近い木目をした部分を使用しています。よってこうした柾目のチェリー材テーブルは貴重です。

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こちらはウォールナット材の耳つき2枚はぎテーブル用の板です。真ん中が少し幅が狭くなっているくびれ型タイプのテーブル天板です。真ん中辺りが少し幅狭くなっていますが、カタチは格好いいです。ウォールナット材は価格が高騰気味でなかなか幅広い板が手に入りません。この板も2枚はぎギリギリダイニングテーブル幅になります。くびれ型は見た目もシャープですのでおすすめです。

現在吉祥寺ショップで展示している耳つきテーブル用の板は2枚はぎ用が多いです。が、現在はぎ枚数が多めの耳つきテーブルを製作中です。大きさはW1500mm程度のものでとりあえず2セット先に製作しています。こちらのテーブルは現品販売となります。完成しだい告知させて頂きます。

瑞木@相模湖

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