2017.05.27

無垢材のメリットを考察してみました。【No.1931】

ソリウッドでは無垢材と呼ばれる素材を使用しています。無垢材とはなにかというと木そのものということです。単純に木の家具と言えば良いのですが、そう単純にいかない事情もあります。木を使用している家具というのはたくさんありますが、木をそのまま使用している家具というのは実は少ないんです。そこで区別をするために無垢材という言葉を使っています。

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世の中にはパッと見で木に見えるものでも実際は木ではないものも多く存在します。木質繊維を接着剤で固めたMDFやパーティクルボードに厚さ0.2mmのツキ板を貼った木質素材で製作された家具が多く存在します。

では無垢材を使用することのメリットはどんな所にあるでしょうか?

1.見た目が自然
2.丈夫
3.修復、塗り直しが可能
4.サイズオーダーに対応しやすい

ざっとこんなメリットがあります。それぞれについて個別に考察してみます。

無垢材を使用すると様々な木目の木を使うことになります。はぎ合わせてテーブル天板にしたときに変に統一感が取れていなくてより自然な印象を受けます。ツキ板が張られていたり、プリントされた木目の場合は同じような木目が連続したりして統一感がありそうで逆に見た目には不自然さを感じます。また、無垢材だと木口(こぐち)と呼ばれる年輪が見られる部分が存在しています。木口が存在するのは無垢材の特徴です。合板でつくられた家具は木口が存在しません。断面を見ると、中の素材や表面のツキ板が貼り合わせたものだとすぐに分かってしまいます。なので断面には無垢材や木目帳のテープを貼って処理しています。

丈夫さは無垢材の最大の特徴と言ってよいでしょう。無垢材家具は木の持つ丈夫さを最大限に活かすことができます。木質素材は表面のツキ板などを接着剤で貼ってあるのでそこが剥がれてしまったりします。また中が空洞になっている造りの家具もあります。無垢材は中までびっしりと木の細胞が詰まっているので強度はバッチリです。

無垢材は表面に少しキズがついても削ってしまえばキズをなくすことも可能です。特にオイル仕上げの家具は鉋で削ったり、サンディングペーパーで削ったりしても平気なので修復することが可能です。ウレタン塗装されたものに関しては1度ウレタン塗装を剥がさないといけないので簡単に修復することは不可能ですが、修復することは可能です。1度ウレタン塗装を剥がしてから削ってキズをなくし、再度ウレタン塗装を施せば新品同様に復活させることができます。ところが表面にツキ板が貼られている家具は修復が困難です。表面のツキ板は厚みがわずかしかありません。そのためサンディングペーパーでキズを落とすことができません。やると直ぐに下地が見えてきてしまいます。修復や塗り直しをして永く使用できるのは無垢材家具ならではの事なんです。

無垢材はどこを切っても問題ないのでサイズオーダーに対応しやすいです。中に芯材を入れたフラッシュ構造の家具などは芯材の位置が決まってしまっているのでサイズオーダーに対応することが困難です。無垢材の本棚ならどの場所にも棚板をつけることができますが、フラッシュ構造の家具だと棚板を付けられる位置が決まってしまっています。そのため少し棚板をずらして欲しいなどのオーダーに対応することができません。そういった意味では無垢材は自由に設計することができます。

以上が無垢材を使用したメリットになります。他にもあると思いますが、だいたいこの4つの点に集約されてくると思います。飽きがこない自然な見た目だったり、丈夫さだったり、修復可能な点や部屋に合わせたサイズオーダーが可能な点は最終的には永く使用することができるということに繋がってきます。無垢材の家具なら親から子へ孫へと世代を経て使用していくことも可能です。永く使えることで長期的に考えれば安くつくこともあります。

というわけで本日のブログでは無垢材のメリットについて書きました。無垢材家具が気になる方はぜひ1度ソリウッドの吉祥寺ショップにご来店ください。実物に触って見ることによって無垢材家具の良さについても知って頂けると思います。

瑞木@相模湖

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