2017.05.23

ウォールナット材の魅力はその色。【No.1927】

連日暑い日が続いていますね。ついこの前まで暖房をつけていた気がしますが、もう冷房が必要になってきていますね。屋外や冷房がかかっていない部屋で作業をしていると汗をかくようになりました。でも、まだこのぐらいの気温なら問題はないですね。もう少し暑くなると集中力も欠いてくるので注意が必要です。

今日はウォールナット材の耳つきテーブル用の板を削ってみました。近日中に写真をWebサイトで公開しますが、なかなか良い感じでした。やはり削ってみると木目や色の美しさが分かりやすくなるので良いですね。乾燥が終わった板は表面が汚れています。汚れやシミがたくさんついていて木目の様子は分かりにくくなってしまいます。外に桟積みしてあった板なら表面の色が飛んで灰色に変化してしまっているはずです。でも、少し削れば元の色が現れてきます。

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今日削った板はこれです。W93テーブルでサイズは少しナローでW1650×D800mm程度です。節が少しありますが、ウォールナットらしい色を堪能できる耳つきテーブル天板に仕上がります。

ウォールナット材は現在人気No.1の木材です。ソリウッドではチェリー材の方が人気があるように感じますが、一般的にはウォールナット材の方が人気が高いです。材木市場でもウォールナット材の人気はピカイチで高値で取引されることが多いですね。競りでも買いたい人が多いので値が上がっていきます。数年前にウォールナット材の輸入量が確保しにくくなって値段が高くなりましたが、今現在もその水準からそれほど下がっていません。以前高水準をキープしている感じですね。

ウォールナット材は乾燥もしにくいし、歩留まりも悪いので製作者側からすると少々使いにくい材料ではあります。が、仕上がりの綺麗さ、色、人気を考えると使わない手はない木材なんですね。量も多く流通していますので、手に入りやすいのも良い点です。北米で製材された耳裁ち材も厚みが豊富ですし、国内製材されている板も多くあります。

北米現地で製材された板は耳がカットされています。幅は150mm程度の板です。現地で人工乾燥を施されているのですぐに使用することができます。厚みも4/4インチ(約25mm)、5/4インチ(約32mm)、6/4インチ(約38mm)、8/4インチ(約50mm)と豊富に揃っています。なので、どんな製品にも対応できます。ソリウッドでは4/4インチ、6/4インチ、8/4インチのウォールナット材を使用することが多いです。本棚などの棚類では4/4インチの板を使って20mm厚に仕上げることが増えてきています。ストレートカットテーブルの天板は30mmと40mmを用意していますが、それぞれ6/4インチ、8/4インチの材を使用します。

ウォールナット材の最大の魅力はその色です。着色をしていないのに濃い茶色をしています。他の樹種でこのような色をした材がないのもウォールナット材が圧倒的人気を誇っている要因かもしれませんね。同じクルミの仲間でも日本に生えているオニグルミは北米産ブラックウォールナットのように濃い色をしていません。薄茶の褐色です。それはそれで素朴な感じで良い色なんですが……

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こちらは以前に納品したウォールナット材の耳つき2枚はぎテーブルです。天板はブラックウォールナット、脚はオニグルミ材を使用しています。色の違いがハッキリと分かると思います。木目を見ると似ていてやはり同じクルミの仲間だと思いますが、色は全然違います。

現在ソリウッドでは耳つきテーブル天板用のウォールナット材が何セットか在庫があります。それらの板はこちらで詳しく知ることができます。気にいった板があったら吉祥寺ショップまでお問い合わせください。見積を致します。

瑞木@相模湖

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