2017.05.21

オイル仕上げのメンテナンスに関わる質問と回答【No.1925】

先日のブログで私が実際に自宅で使っているオイル仕上げのテーブルのメンテナンスをしたレポートを書きました。

実録 オイル仕上げのテーブルを自宅でメンテナンスしてみました【No.1921】

実録 オイル仕上げのテーブルを自宅でメンテナンスしてみました2【No.1922】

今回は自宅で約7年間使ったオイル仕上げのメープル材テーブルを自宅でメンテナンスをしました。コップの跡である輪染みや食べこぼしなどによる油染みなどが結構ついていました。紙ヤスリをかけてからオイルを塗ることでかなりリフレッシュされました。見た目もそうですが、触り心地もかなり変化がありました。食事などで手が触れるたびに、スベスベ感が戻ったなあと感じています。

今日はその続きのような感じで、店頭や2ヶ月に1回行っているテーブルメンテナンス講座で頂いたメンテナンスに関するQandAを紹介します。

テーブルの裏や脚もメンテナンスする必要がありますか?

 →結論からいうと、テーブルの裏や脚はメンテナンスとして紙ヤスリをかけたり、オイルを塗ったりする必要はありません。オイルは水気のあるものをこぼしたり、頻繁に触ったりしていなければメンテナンスが必要なほどオイルが抜けることはありません。もし、脚に何かをこぼしてしまったり、水拭きを頻繁にしていて少しざらつきのある肌触りになっている場合は、テーブルの表面同様のオイルメンテナンスをして頂ければ、肌触りも艶も元に戻ります。

これは追記になりますが、ソリウッドで製作しているテーブルはお届けする際には、テーブルの裏や脚にもオイルを塗った状態で納品しています。ですので、その段階である程度の保護がされていますので、ご安心ください。

オイルを塗るのはどのくらいの頻度にすれば良いのか?

 →オイルを塗り直す状態になるのは、どの程度水拭きをしたかなどによって多少変化します。目安としては、1年〜2年に一回くらいオイルを塗ってあげると表面が保護されている状態が続くと考えています。私のように約7年、オイルを塗らずに使っていると保護がない状態に近くなるので、やはり食べこぼしなどによる染みがつきやすくなります。テーブルを使っていると表面の触り心地がカサカサやガサガサに変化してきます。この状態が全体的に感じられるようですと、オイルの塗り時と思って頂ければと思います。

少し注意して頂きたいのが、紙やすりをかけ、オイルを塗るという作業を頻繁に繰り返すと、表面の艶が増してきます。これは好みの問題ですが、やる過ぎると思っていた以上にツヤやかになってしまうことがあるので、頻繁に作業しすぎないようにしてください。

テーブルに紙ヤスリをかけるのは不安です。素人でも大丈夫ですか?

 →テーブルに紙ヤスリをかけるのは、勇気がいると思います。ですが、紙ヤスリの番手だけ間違えなければ、大きな失敗は避けられます。紙ヤスリは320番で、木目にそってやすりをかけてください。木目に沿ってやれば、目立つ傷がつくようなことはないと思います。一度、行ってしまえばコツもつかめると思います。不安な場合は、テーブル天板の裏や脚などの目立たない部分で少し試してから、テーブルの表面をやってみることをオススメします。

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また、ソリウッドでは2ヶ月に1回、オイル仕上げのテーブルのメンテナンス講座を行っています。紙やすりを使ったメンテナンスや硬いものをぶつけて凹んでしまった時の対処法などを実践します。ご興味のある方は是非ご参加ください。

賢木@吉祥寺

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