2017.04.30

pepeチェアの背布張りタイプの個人的感想を【No.1904】

先日ソリウッドのSNS上で発信した通り、吉祥寺ショールームに新たな椅子、pepe背布張りタイプがやってきました。pepe背布張りタイプはすでに吉祥寺ショールームに展示しているpepeチェアの弟分的な感じで、pepeチェアでは、背の部分が無垢材ですが、背布張りタイプはその名の通り、背部分に布が張ってあるものになります。今日はこのチェアの私個人的な感想をブログにしてみたいと思います。

まずは、pepeチェアの基本的情報をおさらいします。pepeチェアは徳島にある家具工房、宮崎椅子製作所のオリジナルチェアです。デザインは木工家具業界ではひときわ有名な村澤一晃さんが手がけています。宮崎椅子製作所のオリジナルチェアの中でも人気の椅子で発売当初からコンスタントに売れ続けていて、全国の販売店で2万脚を超える台数がお客様の元へといっている無垢材椅子業界のヒット商品です。人気の秘訣はやはり座り心地と価格感かなと個人的には考えています。pepeチェアの部材は丸みを帯びていて、無骨な感じになりやすい木の椅子の中では、可愛らしさが際立っています。座面はやや硬めでしっかりと体を支えてくれる安心感があります。丸みを帯びたアームはスベスベに仕上げられているので、ずっと触っていたくなります。下の写真のものは、アームがあるダイプで、アーム部分が斜め下に下がっているサイドチェアというタイプも存在します。しばらくはこの背の部分も無垢材で、アームタイプとサイドチェアの2種でしたが、背の部分が布(革)で覆われている背布張りタイプが追加されています。

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こちらが背布張りタイプの背になります。

座ってみると、思った以上に背は硬く、あまりクッション性は感じられません。これは好みもあるかと思いますが、個人的には背が無垢材タイプとの硬さの違いが鮮明にわかるぐらいのほうが良いかなとはじめて座った時には思いました。背にクッション性があると長時間座っていると、板のものとの違いがでてくると感じていますが、このpepeチェア背布張りでは、そこら辺はあまり変わらないかと思います。

ソリウッドで扱いのある椅子の中にはいくつか背が布張りのものがあります。ISU-WORKSのMEGチェアがそのうちの一脚です。座った感じだとMEGチェアのほうが背のクッション性があり、背中の当たりが優しく感じます。この感触に慣れていたせいもあって、pepeチェア背布張りタイプはやや硬く感じ、どちらかというとデザイン面を重視した布張りタイプの椅子と位置づけられるかと思います。

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こちらが従来の背が無垢材タイプのものです。

背が無垢材のものと布張りタイプのものでは、背の部分しか見た目の違いはありませんが、張り替えといった場合では方法に違いが出てきます。背が無垢材のものは背については替えることはないので、座面部分を新しいものと交換するだけで張り替えは簡単に出来ます。ですが、背が布張りタイプのものは、背の部材に直接布を付けている張り込み仕様になりますので、その部分だけ交換というわけにはいきません。張り替えが必要な場合は、椅子をお預かりして製造元である宮崎椅子製作所での張り替え作業が必要になります。張り替えにかかる費用はファブリックで価格は変わりますが、布のもので¥17,200(税別)〜、革のもので、¥26,200(税別)〜となり、実際はこれに往復の送料がかかることになります。

吉祥寺ショールームには、背が無垢材のものと背が布張りのものと2タイプのpepeチェアが揃いました。座り心地がよく長く使える木の椅子を探している方にはオススメできる椅子です。ぜひ座り比べてみて頂きたいと思います。

賢木@吉祥寺

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