2017.04.21

どんな木目の現れ方になるかも楽しみのひとつなboチェア。【No.1895】

毎日このブログを読んで頂いている方は気付いているかもしれませんが、ここ最近は金曜日には椅子に関するブログを書く日としています。金曜日以外にも椅子に関するブログを書いているので気付きにくくはなっていますが…で、今日は金曜日です。

ソリウッドではオリジナルの椅子を製作して販売していた時期もありますが、現在はオリジナル椅子の製作はしていません。椅子メーカーが受注生産している椅子のオーダーを受けて納品しています。以前から高橋三太郎さんの椅子を取り扱っていましたが、本格的に外部メーカー品を取り扱い始めた最初は宮崎椅子製作所の椅子でした。賢木@吉祥寺が徳島県にある宮崎椅子製作所の工場に行って取り扱いをする椅子を選びました。その時イチオシだったのがSpikeチェアです。残念ながらSpikeチェアは生産中止になってしまいましたが、思い入れがある椅子なので展示品だった椅子は今も賢木@吉祥寺がショールームで使用しています。

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こちらが現在も賢木@吉祥寺が使用している展示品だったSpikeチェアです。いつ頃に生産中止なったか調べてみたら2012年の6月14日に生産中止をお知らせするブログを賢木@吉祥寺が書いていました。当時はまだブログの字数も少ないです。

→Spikeチェア生産休止のお知らせ

もう5年ほど前になるんですね。そんなに時間が経っているとは思いませんでした。ソリウッドで宮崎椅子製作所の椅子を取り扱い始めた時は4モデルを選択しました。SpikeチェアとUUチェアとPocketチェアとSansaチェアです。SpikeチェアとSansaチェアは残念ながら生産中止になってしまいました。現在では8モデルを取り扱っています。毎年の展示会で新モデルが発表されています。その中から賢木@吉祥寺と私が座って取り扱うかどうかを決めています。

宮崎椅子製作所は全国の販売店からのオーダーをまとめて製作しています。そのため発注の時期が生産開始の時期に近いと早く納品でき、タイミングが合わないと長い間お待たせしてしまうこともあります。これに関してはどこの販売店で注文して頂いても変わりはありません。販売店の中にモデルと樹種を限定して在庫を保持している所もあるようですが…

まとめて製作しているので、ソリウッドの到着するのもあるモデルの椅子がまとめて届けられます。先日は注文していたboチェアが届きました。

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スポーク形状の背が印象的な椅子です。デザイナーの小泉誠さんがウィンザーチェアを現代風にアレンジした椅子に仕上がっています。スポーク形状や脚を通しホゾで固定しているなどクラフト的な木工技術が使われています。座面が板の椅子は宮崎椅子製作所のラインナップでは珍しいです。2枚~4枚ぐらいの板をはぎ合わせて座面が作られています。幅が広いのでその樹種がもつ木目を堪能することができます。

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同じ樹種であっても木目の模様はその板によって違います。どんな木目の座面になるかはその時に使用される板次第になります。オーダー品の木製品はどんな木目になるかをドキドキしながら待つのも楽しみのひとつでしょう。こちらのウォールナット材の座面はワイルドな木目が現れています。

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こちらはナラ材boチェアの座面。こちらは柾目板でシンプルな木目。ナラ材特有の虎斑が現れています。

boチェアは椅子としては珍しく木目の現れ方を楽しめる椅子でもあります。そういった意味で木が好きな人にオススメできる椅子ですね。クッションが入った布や革張りの椅子のような快適さはありますせんが、木の硬さや木の質感をお尻で感じることが出来ます。こういった感覚を味わえるのは当たり前ですが板座の椅子だけです。長時間座ることが目的ではないなら板座の椅子もオススメです。長時間座る場合はクッションをひいて座ればお尻の痛みは軽減されます。最近では低反発の薄手でのクッションも売られているのでそうしたクッションと組みあわせて使うと長時間座ることも苦ではなくなるので使用の幅も拡がると思います。

という訳で本日のブログでは宮崎椅子製作所のboチェアを取り上げてみました。

瑞木@相模湖

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