2017.03.28

新作耳つきテーブル天板の準備が出来ました。【No.1871】

おかげさまで多くの受注を頂いていまして慌ただしく作業をしております。今日はチェリー材のテーブルを立て続けにオイル塗装を施しました。昨日のブログでもチェリー材の経年による色変化についてお伝えしました。まだ読んでいない方はこちらからどうぞ。

チェリー材の経年変化による熟成感は半端ないですよ。【No.1870】

製作しているわずかな期間でも色が変化しています。オイルを塗ることでも少し色が変化してますね。1回目のオイル塗装が終わって乾かして、2回目のオイル塗装をすると色が濃くなります。それでもまだオレンジ色をしていますが…

吉祥寺ショールームに展示してある耳つきテーブル天板用の板がだいぶ少なくなってしまいました。こちらも補充しないといけないんのですが、なかなか思うようには進みません。それでも2セットの板を削ったので近日中に吉祥寺ショールームにもっていきます。今日は一足先にそれらの板を紹介します。

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まずはD98テーブルです。こちらは貴重な国産ヤマザクラ材を使用した耳つき3枚はぎテーブル天板になります。フケている部分や割れている部分があってどうなるかと思いましたが、なんとかカタチにすることができそうです。3枚の板はまだはぎ合わせていません。写真は合成写真です。おおよそこんなカタチのテーブル天板になります。少しシミがありますが、ヤマザクラ材の荒々しい木目を堪能できる天板です。サイズはW1500×D850程度で天板厚は35mmほどになります。

もともとはこんな板でした。同時期に仕入れた(おそらく同じ丸太から製材された板)3枚の板です。
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ヤマザクラ材は乾燥が難しい板です。割れが入りやすいのと捻れやすいんですね。もともと2mない板だったので木口からどのぐらい割れが入るか心配していました。やはりそれなりに割れが入ってなんとか1500mmは確保できそうな感じです。捻れもそれなりにあって仕上がりで35mmほどと耳つきテーブル天板としては薄めになってしまいます。それでも国産の貴重なヤマザクラ材を使用した天板なのでそれなりに価値はあると思います。

ヤマザクラ材はとても綺麗で好きな樹種でたくさん仕入れたいと思っている樹種です。ただ、供給量が少なくなかなか手に入れる事ができません。材木市場でも幅が広めのヤマザクラ材が出品されることは稀です。見かければ仕入れるようにしていますが、なかなか揃いません。今回は同時期に仕入れた3枚の板でちょうど3枚はぎの天板が作れました。いつもこう上手くいくとは限りません。

もう1セットはチェリー材です。こちらは北米産の木材になります。
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こちらは仕入れた時期が全然違う板の組みあわせです。なので、左右の板の木目の印象が違います。左側の板の木目は大人しい様子です。右側の板はうっすらと縮み杢が入っていて派手な印象です。同じチェリー材でも木によって表情は違ってきます。あえて木目の違う板をはぎ合わせて個性的なテーブル天板にしようと企てました。

耳つきのチェリー材は北米から丸太のまま日本に輸入して日本で製材しています。同じ北米産のウォールナット材と比べると数は少ないですがこうした耳つき板を手に入れることができます。ソリウッドではこれまでにたくさんのチェリー材耳つきテーブルを製作してきました。今では耳つきテーブルの主力樹種です。チェリー材を選択できる椅子も数多く扱っています。テーブルと同じ樹種の椅子が選択できると統一感のあるまとまったダイニング空間を演出することができます。

今日紹介した2セットの板は近日中に吉祥寺ショールームに持っていきます。なので、実際の板を見ることができます。どんな板なのか実際に見てみないと分からないこともあるので気になる方はぜひ一度お越し下さい。

瑞木@相模湖

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