2017.02.25

ヤマザクラやチェリーの耳つきテーブル用の板を準備しています。【No.1840】

ソリウッドの吉祥寺ショールームには耳つきテーブル天板用の板を壁際にいくつか並べています。無垢材テーブルを販売するお店はいくつもありますが、完成品の天板を並べるお店が多いのではないかと思います。ソリウッドの吉祥寺ショールームにはもちろん仕上がった完成品の耳つきテーブル天板もありますが、数はとても少ないです。仕上がった天板をあまり並べない理由はいくつかありますが、1番の理由はお客様のご希望サイズに合わせて製作できるようにするためです。

無垢板で作るテーブルは長さ方向を継ぎ足すことは出来ません。幅方向は板を数枚はぎ合わせることで調整することはできます。ただし、1枚板テーブルの場合はそうはいきません。ソリウッドでは1枚板テーブルはほとんどなく、はぎテーブルがメインになります。製作時に幅方向で大きさの調整が効くので、やはりお客様のご希望サイズで作った方が良いだろうという判断をしています。板によって製作できるサイズはある程度決まってしまいますが、細かいサイズは調整可能です。

ただ、長さが取れる板を極端に短くしてしまうのは少しもったいないです。2000mm以上の長さでテーブルが製作できる板を1500mmでテーブルをするのは少し無理があります。やはり大きいテーブルが製作できる板は貴重なので… 2000mmの板を1500mmに切ってしまうと500mm程度の板が半端になってしまいます。500mm程度の長さの板は使用する用途がほとんどないので無駄になってしまいます。どうしてもこの板でというのがある場合は対応することもありますが、その場合はほかの1500mmのテーブルよりかは価格が高くなってしまうと思います。

今日は吉祥寺ショールームに展示するための板を削ったり、粗削りをしたりしました。

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国産材ヤマザクラ材の耳つき3枚はぎテーブル天板用の板です。少々欠点がある板ですが、貴重な国産ヤマザクラ材ですので良い具合にテーブル天板に出来たらと思っています。削らないと欠点が見えにくい板だったので、少し大きめに粗木取りして削りました。フケている所や入り皮、割れなどが少し入りますが、ヤマザクラ材らしい木目の天板になるのではないでしょうか。ある程度のサイズを決めたら耳つきテーブルのWebページにアップする予定にしています。

チェリー材も乾燥が終わって使えるようになった板が何枚かありました。これらも粗木取りしました。まず、長さを切ります。割れが入っている部分などを切り落とします。板の端からは少なからず細かな割れが入ります。大きな割れがなくなる所まで切るかはその都度考えます。あまりに短くなってしまう場合は割れが入った状態で天板にする事を選択します。

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要らない部分をチェーンソーでカットしました。粗木取りができる機械もありますが、今日は他のスタッフが使用していたのでチェーンソーを使いました。機械を使った方が早く綺麗にカットすることができますが、反っていたりすると上手く機械に入らなかったりするのでチェーンソーの方が早い場合もあります。普段あまりチェーンソーを使わないので、エンジンが掛かりにくかったりもしますが、最近は使う場面が増えたのでエンジンの掛かりも好調です。

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こちらはチェリー材の4枚はぎテーブル天板になる板です。チェリー材のほぼ柾目の天板は珍しいですかね。4枚とも同じ丸太から製材された板なので、統一感のある天板になるはずです。こちらも表面を削って吉祥寺ショールームに展示する予定にしています。

乾燥が終わって耳つきテーブルが製作できる板は耳つきテーブルのWebページに掲載しています。お気に入りの天板が見つかった場合は吉祥寺ショールームまでお問い合わせください。見積を致します。

瑞木@相模湖

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