2017.02.07

「重い」ことは無垢材家具にとってデメリットなのか…【No.1822】

今日は休みだったので、ジムに行って軽くバイクをこいだ後にプールで泳いできました。久しぶりに泳いだので結構きつかったです。定期的に泳いでいたら違うんでしょうが、泳ぐのは全身を使うのでやっぱり疲れますね。でも、適度に身体を動かすのは気持ち良いです。家具を作る仕事は体力勝負の面があります。身体が動かなくなったら出来ない仕事ですので、いまのうちに体力をつけておいた方が良いかなと考えています。

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このぐらいのサイズの板を立てたりする必要があるのでやはり体力が必要です。動かしたりする場合はフォークリフトを使いますが、もって少し移動させないといけない場合もありますからね。

無垢材家具のデメリットとして「重い」ことを挙げる人もいます。確かに無垢材を使用した家具は重いです。化粧合板を使用した家具に比べると重いのは確かです。もともと化粧合板を用いた家具は軽くすることも1つの目的として作られています。軽くするために中を空洞にする方法も編み出されています。要所要所に芯材を入れてその他の部分は空洞という作りになっている家具もあります。空洞部分にハニカム構造の段ボールを入れてある仕様になっている家具もたくさんあります。中がどういう作りになっているかは外からは分かりませんし、製造メーカーも明確にしていることは少ないです。よって、中身がどんな構造になっているかは分からないことがほとんどです。

中が空洞になっているよりかは詰まっている方が強度が高いのは想像できると思います。無垢材は中身も同じ素材ですので強度は高くなります。中が詰まっている分だけ「重い」わけです。なので、家具にとって「重い」=デメリットでは必ずしもないことを理解して頂きたいと考えています。もちろん頻繁に動かす家具については軽い方がメリットが多いでしょう。でも、家具ってそんなに頻繁に動かすますか?

多くの方は「そんなに動かす機会はないな…」となるはずです。特に収納家具については一度設置してしまえば動かすのは引っ越しの時だけな気がします。中に物を詰めたら本体がどんなに軽くてもズシッと重くなってそう簡単には動かせないでしょう。なので、そうした家具については重さはあまり気にしない方がよいと思います。

テーブルに関してはどうでしょう。収納家具に比べると動かす機会があるかなと思います。ただ、ダイニングテーブルを他の部屋まで持っていくということはほとんどないでしょう。例え動かすとしてもダイニングの空間の中で動かす程度だと思います。そういう場合はだいたい他の人がいる機会ですよね。友達が何人か来てホームパーティーをするとか、お正月に家族が集まるとか。なので、人手がある時でしょう。ダンニングテーブルをダンニング空間内で少し動かすならよほど大きく重いテーブルでなければ大人2人で動かすことができます。できれば男性2人が良いですけど。

ソリウッドでテーブルを購入されたお客様には脚裏につけるフェルトを差し上げています。テーブルの脚の形状に合わせてカットしてあるので、その場ですぐに貼ることができます。テーブルの設置場所がフローリングでカーペットや絨毯を敷いていない場合は脚裏にフェルトを貼ることをオススメしています。脚裏にフェルトを貼っておけば、少しずらしたりする場合もスムーズに動いてしかもフローリングをキズつけることがありません。そう考えるとテーブルって軽くある必要はそれほどないですよね。重くてもほとんど問題ないはずです。むしろ重い方が簡単に動かないので良い場合もありますしね。

ソリウッドで使用している広葉樹材は樹種によって多少の重い軽いがあります。ただし、軽いといっても一般の人にとっては重いと感じることが多いようです。ウォールナット材やチェリー材は広葉樹材のなかでは標準より若干軽いかなという感じです。メープル材やカバ材はやや重くなります。ソリウッドのストレートカットテーブルの定番樹種の中ではクルミ材が1番軽く、メープル材が1番重くなります。やっぱり軽めのテーブルが良いと感じる人はクルミ材を検討するのが良いでしょう。

というわけで今日のブログでは無垢材テーブルや収納棚の「重さ」について書きました。

瑞木@相模湖

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