2017.01.22

ダイニングテーブルのサイズを考える【No.1806】

このブログでも何回もテーマにしていますし、吉祥寺ショールームで行っているミニセミナーでも無垢材テーブルの選び方のアドバイスの1つとして「サイズ」についても話をしています。それだけ、ダイニングテーブルをご検討中の方の多くが悩んでいるもしくは、判断する基準や目安が欲しいということだと思います。既製品の場合、あまり気にせずに売っているサイズなのだから、問題ないと判断してしまうこともあるかと思いますが、置くスペースや使い方は人それぞれな部分がありますので、購入した後で「思ったより、部屋を占領してしまったな」、「家族全員がテーブルに揃うと狭いな」と不具合が出ないように、テーブルのサイズについてもしっかりと確認しておくとよいでしょう。

食事をするテーブルの最適なサイズを導きだす考え方は主に2つあります。「一度に座る人数から考える」「テーブルを置くスペース」です。

1人分のスペースの目安は、60×40cm

「一度に座る人数から考える」際には、テーブルの長手方向に何人座ることが出来るようにするのかを考えます。ここで、抑えておくべき指標が食事をする時に必要な1人分のスペースです。一般的に、1人あたり60×40cmが最低限必要とされています。

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もし、それぞれの長辺側に2人づつ座るとなると、長手側が60×2の120cm、短手側が40×2の80cmが必要となります。3人座るとなると、60×3の180cmが必要となります。ただし、これはあくまでも最低限の必要なスペースであるということで、実際に長手側に椅子2脚をいれると狭く感じることがあります。肘掛けのあるタイプの椅子だと脚と脚の間に納まらないこともあるので、注意が必要です。

ソリウッドの定番のストレートカットテーブルの場合、脚の端がテーブルの端から1.5cm奥まったところにくるように設計されています。最もオーソドックスな80mm角脚の場合、W120cmのテーブルだと、脚と脚の間の距離は、101cm、W135cmだと、脚と脚の間は、116cmとなります。肘掛けがあるタイプの椅子は大きいもので幅が50〜60cmぐらいあるものがあります。W135cm程度の長さだと、これらの大きめな椅子2脚を納めるには少し窮屈になります。この場合、テーブルの天板はW150cmほどあったほうが良いと思います。

壁からテーブルの端まで最低60cmは必要

続いて「テーブルを置くスペースから考える」をみていきます。

ここでもおさえておくべき指標があります。椅子をひいて腰かけるためには、テーブルの端から一番近い壁までの距離が60cm以上確保されていると良いとされています。テーブルの奥行きが85cmのテーブルの場合、左右に60cmのスペースを確保するとなると、60+60+85(テーブルの奥行き)の205cmのスペースが必要ということになります。また、人が椅子に座った状態でその後ろを人が歩いて通ろうとすると、壁からテーブルの端まで110cmは慣れていれば問題ないとされています。キッチンに近い場所にテーブルを置く場合は、配膳のルートなどを確認して、どちらか一方は壁から110cm離したところに置くとよいでしょう。

以上の指標に気をつけて頂ければ、最低なテーブル天板のサイズがみえてくると思います。

4人掛けであれば、W1350〜、肘掛けのある大きめの椅子を並べて置くことをお考えなら、W1500以上でお考え頂くのが良いと思います。ご購入時は家族2人でも将来的に家族が増えることもあると思うので、スペース的に余裕があればW1500程度のものをご検討頂くのが良いかなと個人的には思っています。

また、サイズが小さいテーブルもオーダー出来ますか?とお問い合わせ頂くことがございます。もちろん、80×80cmの正方形や100×60cmくらいのデスクサイズのテーブルなど、製作することが可能です。ご希望の樹種とサイズをお知らせ頂ければ見積りの算出が出来ますので、スタッフまでお問い合わせください。

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賢木@吉祥寺

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