2016.11.24

テーブル選び方講座では仕上げの違いも説明します【No.1747】

今日はまさかの日でした。都心では観測史上初の積雪となりました。まだ11月ですが、午前中からソリウッドのショールームがある吉祥寺でも雪が降りました。ISU-WORKSの椅子を製作している山上木工さんがある北海道津別町に比べればたいした雪ではないと思いますが、都心では電車の遅延など大事になりますね。

急に寒くなったので、体調を崩さないようにしてください。

さて、今度の日曜日は11月最後の日曜日です。というと、ソリウッドでは恒例になりましたテーブル選び方講座の日です。27日(日)14:00〜吉祥寺ショールームで行います。このテーブル選び方講座はこれから無垢材テーブルを検討しようとしている方、無垢材テーブルを探しはじめたけど、どういう判断で決めていいのかわからなくなってしまった方などを対象に、無垢材テーブルを選ぶ際に知っておくべきことについて約50分、賢木@吉祥寺が話すミニセミナーです。毎日、目にするけどそれがどういう木材であるかを気にする人はいないと思います。ところが、木のテーブルを探しはじめるとこれまで聞いたことない木の名前が並び、さあ選びましょうといわれても迷ってしまうのも当然といえば当然です。そういった不安を少しでも解消して頂ければと思い毎月開催しています。休日の貴重な時間を割いて頂くわけですので、役に立つ情報を提供していきたいと思います。

さて、この講座では、「樹種」、「サイズ」、「仕上げ」の3つのポイントについて話をします。講座の始まる前にお客様に話を聞いたり、アンケートに答えて頂いたものを見てみると「仕上げ」、とくにオイル仕上げの是非について気にしている方が多いように感じます。

講座では、オイル仕上げの天板もしくは木の板を実際にメンテナンスする実演を交え、オイル仕上げの特徴を説明します。また、1枚のナラ材の板に真ん中でオイル仕上げとクリアウレタン塗装を塗り分けた板をつかって両者の違いも紹介します。簡単にいってしまうと、ウレタン塗装はプラスチック性の塗膜(ウレタン樹脂)で板をコーティングする塗装です。そのため、手で触れる際、触っているのは木ではなくプラスチックを触っていることになります。このあたりがこの2つの仕上げで決定的にに違うところです。

この2つの仕上げだとオイル仕上げの輪染みなどが取り上げられ、オイルのほうが汚れが目立つ、傷がつきやすいといったことが強調される感があります。それは確かにオイルの特色ではありますが、実はオイル仕上げの真髄はその先にあると私は考えます。オイル仕上げの場合は、ご家庭でもやろうと思えば、一般の方でも補修が出来ます。

反対にウレタン塗装の場合は、コーティングした塗膜の上に傷がつくこともありますが、ご家庭で補修をすることは難しいです。また、十数年使っていると、徐々にウレタンが劣化してきて塗膜がはがれてくることがあります。

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これは実際に20年ぐらい使用したウレタン塗装のテーブルです。グレーになっている部分が塗膜が劣化して剥がれてしまっている部分です。これを直すには工房にある機械で塗膜をキレイに剥がして再塗装する必要があります。再塗装するには、コストがかかってしまいます。テーブル天板の大きさによって変わってきますが、往復の運賃もあわせると8、9万円〜といった感じの価格帯になります。ウレタン塗装を選択する場合は、再塗装のコストも考慮しておきましょう。

さて、再塗装したテーブルはどうなったかみてみましょう。さきほどの劣化したテーブルがこうなりました。

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このように再塗装をしてしまえば、新品同様になります。劣化してしまっているのは表面部分で、中の木部が劣化しているわけではありません。

さて、27日(日)14:00〜のテーブル選び方講座は事前に連絡を頂ければ座席を確保させて頂きます。ご予約の連絡はメールでinfo@soliwood-crafis.comまでご連絡ください。

賢木@吉祥寺

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