2016.09.24

無垢材テーブルの価格差は使用している板の幅にあります。【No.1686】

吉祥寺ショールームに展示するための耳つきテーブル用の板を削りました。9月に入ってから雨が多くてなかなか作業が進みません。乾燥庫から板を取り出して含水率の計測や木取りを行いたいのですが、雨が降っているとそれらの作業が出来ません。未乾燥材は雨に濡れても問題ありませんが、人工乾燥をかけた板も雨に濡らしてしまうのは得策ではありません。多少表面が濡れるだけなら問題ありませんが、長時間雨に当たるのはあまり良いことではありません。今回はウォールナット材、カバ材、チェリー材を削りました。これら3つの樹種は現在のソリウッドでは売れ筋の樹種です。写真撮影が済んだら耳つきテーブルのWebページを更新します。

明日25日(日)は【無垢材テーブル選び方講座】開催日です。無垢材テーブルを検討中の方、新居に引っ越す予定でテーブルなどの家具を新調しようと考えている方などにオススメの講座です。最適な無垢材テーブルを選択するために、樹種・サイズ・仕上げ(塗装)の3つのポイントでどう選べば良いかを解説致します。無垢材テーブルを検討していると聞き慣れない言葉が多く出てきてよく分からないといった状況に陥ることもあると思います。そうした方にも分かりやすいように賢木@吉祥寺が説明致します。講座後に個別の相談に応じる事も可能です。ぜひ、この機会にソリウッドの吉祥寺ショールームへお越し下さい。

ソリウッドで製作・販売している無垢材テーブルは大きく分けて2種類あります。耳つきか耳つきではないかです。耳つきのテーブルは”耳つきテーブル”と呼んでいます。耳つきではないテーブルは”ストレートカットテーブル”と呼んでいます。耳ってなんだ?と思われる方もいるでしょう。テーブルの耳とは、樹皮がついていた部分のことを指しています。なので、耳つきテーブルは樹皮が付いていた部分を残してテーブルにしたものです。

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これが耳つきテーブルです。樹皮がついていた部分を残しているので、長辺のエッジが直線ではありません。使用する板によってエッジの形状は異なります。なので耳つきテーブルの場合は、カタチは同じものがこの世にひとつしか存在しません。上の写真はトチ材の耳つき2枚はぎテーブルです。同じ丸太から製材した隣合った板を使用しているので、木目やカタチがほぼ左右対称になっています。こうしたはぎ合わせ方ができるのも耳つきテーブルならではです。

耳つきテーブルとストレートカットテーブルを比較すると、耳つきテーブルの方が価格が高くなっています。これは耳つきテーブルの場合は幅が広い板を使用することが多いからです。板の価格は基本的に幅で決まります。1枚でテーブル天板になるようなサイズの板は必然的に価格が高くなります。大きく成長する木に数が少ないので、こうした板はやはり貴重ということになります。ソリウッドの場合、耳つきテーブルは2枚はぎで製作することが多いです。2枚はぎテーブルに使用する板は、幅が500mm前後の板です。1枚板テーブルサイズの板に比べるとリーズナブルな価格で仕入れることができます。なので、1枚板テーブルと比較するとテーブル価格は安くなります。

一方ストレートカットテーブルに使用する板は、幅が100~200mm程度の板です。樹種によっても入手できる板の幅が違いますが、おおよそ5枚から8枚はぎぐらいでテーブル天板にしています。耳つきテーブルよりもはぎ枚数が多くなるので、価格も少し安くなります。木材の質には大きな違いはありません。価格の差は、使用する板の幅の差だと考えてもらって構いません。

無垢材テーブルの中にはソリウッドの価格よりもかなり安いものも販売されています。そうしたテーブルの多くは、はぎ枚数が多くなっていると思われます。 幅が850mmのテーブルで10枚以上の板をはぎ合わせたりしているかもしれません。おおよそ無垢材テーブルの価格差は使用している板の幅にあると考えてもらえれば良いでしょう。

瑞木@相模湖

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