2016.09.21

フリーペーパー「つなぐ通信」に山上木工さんが掲載されています【No.1683】

フリーペーパー「つなぐ通信」の最新号にISU-WORKSの椅子を製作している山上木工さんが掲載されています。「つなぐ通信」はおとながときめく、生き方マガジンをコンセプトに発刊されています。ウェブでもバックナンバーが公開されています。今号が津別町の特集になっています。実は、取材に行かれる前に編集長の方が山上木工のことを調べていて、ソリウッドでISU-WORKSの椅子を扱っていることを知って頂き、一度ご来店頂きました。山上さんが取材されるということを聞いていたので、出来上がりを楽しみにしていました。

山上木工さんは建具などを製作する工場として始まり、窓枠やドアなどを製作していました。当時は木材だけでなくアルミなどの加工もされていたようです。現在の社長の代になり、NC工作機械を導入し本格的な木工に携わり、家具などの製作にも業務を広げていきました。その中で、札幌在住の木工家高橋三太郎さんとの出会いがあり、コラボレーションプロジェクトであるISU-WORKSの誕生につながっていったようです。北海道で家具というと、旭川のイメージが強いですが、津別町にも大きな合板の加工工場や木製品の加工工場があり木材と木材加工の町でもあります。

私も山上木工さんに伺ったことがありますが、機械にそこまで詳しくない私でも木工なら何でも出来そうなことがわかる大きなNC機械を中心に、ずらっと木工機械が並んでいました。もちろん、ソリウッドの工房にも木工機械はありますが、羨ましくなるような質と量でした。これらの機械を使った機械加工は山上木工さんの武器ではありますが、機械があれば何でも出来るというわけではありません。木工機械は木を削ったり、穴をあけたりすることは大得意で、プログラムを組んでしまえば短時間で加工をしてしまいます。でも、これだけではただ単に部品加工をしているだけで、NC機械が加工した部品をキレイに磨きあげたり、それらを組みたてるには人の手が必要で、技術と経験がものをいう世界です。山上木工さんは先代から続くなかで、この人の力が蓄積されているのが本当の強いだと思います。完成された椅子をみてみれば、細かいところもしっかりと磨きあげ、華奢なデザインの椅子でも安定感が感じ取れます。

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こちらの椅子はISU-WORKSにラインナップされているRAYチェアです。曲線で構成されたデザインはどの角度からみても美しく、座ってみたいと思わせる椅子です。この椅子はまさに山上木工さんの持つ機械加工力と椅子を組み上げる技術力が詰まった椅子だと思います。この椅子は高橋三太郎さんの代表作ともいえる椅子です。ゆったりとした作りになっているので、ダイニングチェアとしてはもちろん、書斎などにおくデスク用の椅子としても使えます。2年ほど前からISU-WORKSとしてのラインナップに加えられ、ウォールナットとナラに加え、チェリー材も選択できるようになりました。

山上木工さんが特集されている「つなぐ通信」にご興味をもった方に配布できるように数冊送って頂いたので、吉祥寺ショールームに「つなぐ通信」コーナーを作ってみました。

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山上木工さんの紹介以外にも、ストーブに使うペレットの生産工場や津別町で農業を営んでいる方への取材など、読み応えのある内容になっていますので、ぜひ手にとってみてください。

山上木工さんとソリウッドは得意分野は少し違いますが、木工を生業としているという点では共通しています。また、家族経営の小さな会社で、一度サラリーマン経験のある息子が後を継ぐために働いている点でも似ている環境にあります。そういったこともあり、椅子の製作メーカーと販売店という関係ではありますが、それ以外にもこういったことは出来ないか?この場合はどうしているのか?など木工以外でも情報交換をさせて頂いています。今後もISU-WORKSの椅子だけでなく、お互いの長所を活かしたものづくりでタッグを組むことが出来ればと思っています。

賢木@吉祥寺

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