2016.08.23

様々な家具を製作することが可能なチェリー材、ぜひ検討してみてください。【No.1654】

お昼休みの時間を利用して木工旋盤を動かして木の器つくりにチャレンジしています。それなりにカタチになるようにはなりましたが、まだまだ練習が足りていません。木工旋盤は木材を固定して回転させます。そこに刃物を当てて削っていきます。刃物の形状や当て方で、綺麗に削れたり、逆目でガジガジになったりします。YouTubeや本に書いてある通りにやろうとしてもなかなか上手くいきません。もっと練習しなくてはいけませんね。頑張ります。

さて、今日はチェリー材に焦点を当ててみようと思います。このブログでも何度も取り上げていますので、チェリー材はアメリカやカナダでとれる木から製材されています。アメリカンチェリー、ブラックチェリーとも呼ばれています。ソリウッドでは1番短く短縮してチェリー材と呼ぶことが多いです。チェリーは日本語だとサクラですね。そう、サクラの仲間です。でも、日本に生えているサクラとはちょっと違います。まあ、何が違うのかと問われると返答が難しいですが、種の違いですね。日本に生えているサクラで家具に使われるのはヤマザクラが多いです。たまにシウリザクラという種類のものが手に入ることもありますが、数は極めて少ないです。

アメリカ産のチェリー材と日本産のヤマザクラ材はどちらも少しピンクがかったオレンジ色をしています。空気に触れると色が段々と濃くなるのも共通した特徴です。なにが違うかというと、木目の様子に違いが見られます。個体差もありますが、チェリー材とヤマザクラ材を比べるとチェリーの方が繊細さがありますね。ヤマザクラ材は大胆な木目が現れることが多いです。

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ヤマザクラ材の木っ端で製作したお椀です。ヤマザクラ材は色が濃い部分と薄い部分で縞模様みたいになることが多いです。

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現在吉祥寺ショールームに展示中のヤマザクラ材耳つき2枚はぎテーブル用の板です。塗装をするともう少し色が濃くなります。

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こちらはチェリー材の耳つき2枚はぎテーブル用の板です。ヤマザクラ材に比べるとおとなしめで繊細な感じがします。ヤマザクラ材は大胆で豪快な木目ですが、チェリー材の方はあまり濃淡の差がなくマイルドな印象です。

チェリー材は日本にもたくさん輸入されてきているので、椅子や棚などもチェリー材を選択することが可能です。ソリウッドが取り扱っている3メーカーの椅子もチェリー材を選択することが可能です。

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チェリー材で統一したダイニングセットです。椅子はISU-WORKSのMEGチェアで、テーブルとベンチ(写真ではほんの一部分しか写っていませんが…)はソリウッドのオリジナルです。チェリー材を選択される方はウォールナット材と比較検討される方が多いです。その中であまりダイニングを暗い感じにしたくないと思う方はチェリー材を選択していますね。納品時はピンクがかったオレンジ色をしていますが、時が経つにつれて色が濃くなり落ち着いた色調になってきます。赤味が抜けて茶色に近い色になっていきます。肌触りも最高ですし、オススメの材です。

チェリー材はアメリカで製材、人工乾燥された板が日本に輸入されています。厚みも約25mm、約38mm、約50mmと揃っているので様々な家具を製作することができます。ストレートカットテーブルの場合はチェリー材なら天板厚が30mmと40mmから選択することができます。30mmの厚みがあればテーブル天板としては充分な強度があります。どっしりとした印象がほしければ40mm厚を選択すると良いでしょう。ソリウッドではオーダーでお客様のご要望にそった本棚や収納棚を製作することもできます。

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こちらはチェリー材で製作したリビング収納棚です。1番上の棚板はガラス板です。また、1番下の段だけ背板がついています。背板も無垢材のチェリーを使用しています。背板は合板を使用することが多いですが、お客様のご要望があれば無垢材で背板をつけることもできます。数年前まではチェリー材の棚の注文は少なかったんですが、ここ最近はよく注文を受けています。ウォールナット材に比べると若干知名度は低いですが、材としてはウォールナット材に劣る所はありません。ぜひ、チェリー材も検討してみてください。

瑞木@相模湖

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