2016.06.30

オイル仕上げの特徴とこんな人にはオイルがオススメという点をまとめました【No.1600】

7月10日(日)14:00〜 ソリウッドの吉祥寺ショールームでオイル仕上げのテーブルメンテナンス講座を開催する予定です。こちらはオイル仕上げのテーブルを実際にご使用の方、オイル仕上げのテーブルを検討しているけどいろいろと不安があって迷っている方などを対象にしたミニ講座です。実際にオイルで仕上げたテーブルに、染みをつけたり、油性マジックで汚したり、使用感をだすために水を浸してザラついた肌触りにしたりしたものをキレイにするメンテナンスを行います。実際に補修メンテナンスを見て頂くことで、話を聞くだけではなかなか想像できない作業のレベルを実感頂けると思います。

 

予約はなくてもご参加頂けますが、事前にメールでご連絡頂けば席を確保致します。ご参加申込はinfo@soliwood-crafis.comまでご連絡ください。

 

オイル仕上げのテーブルはその名の通り、オイルをヤスリで磨いた天板に浸透させる仕上げ方法になります。無垢材家具に使われるのは、家具用に植物性オイルやミネラル成分を調合している専用のオイルです。現在多く使われているのがドイツ製のものです。主流は亜麻仁油を主原料としているもので、有害な化学物質が含まれていません。匂いを嗅いでみても、塗料にありがちな鼻につーんとくるシンナー系の匂いは一切しません。独特の匂いとはいえるかもしれませんが、乾けば匂いもなくなるのでそこまで気にはならないと思います。ドイツ製のオイルで有名なのは、オスモ、アウロ、リボス、プラネットカラーといったメーカーや銘柄です。家具屋さんによって使っているオイルは違いますが、どれも基本的な性能は同じと思ってよいです。ソリウッドでは、リボス社のオイルを使っています。オイル仕上げのテーブルをご購入の方には、メンテナンス用オイルを1ビンお渡ししています。メンテナンスにはそちらを使って頂き、なくなったらソリウッドでもご購入頂けます。

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オイル仕上げのテーブルは、自然な質感が最大の魅力ですが、一方、水に対して強くないという性質があります。底が濡れたコップを長時間そのまま放置しておくと、底の跡が染みになって残ってしまうこともあります。濡れたコップを置いたとしてもすぐに濡れた部分を拭いて頂ければ大丈夫なことも多々あります。どうしても染みをつけたくないといった場合は、コースーターやランチョンマットを1枚敷いて頂ければ、水染みを防ぐことが出来ます。

 

もし、染みがついてしまったとしてもご自宅で補修出来るのもオイル仕上げの良いところです。#320程度の番手の紙やすりをかけ、その上からオイルを塗り直せば、染みはほとんど目立たなくすることが出来ます。これは一般の方でも出来る作業です。上述したメンテナンス講座では、この作業を実践します。

 

オイル仕上げに限らず、ウレタン塗装にもメリットとデメリットがあります。ですので、どちらかを選ぶ際はそれぞれの特徴をしっかりと把握して、自分が理想とするライフスタイルや無垢材テーブルに求めることに沿って選んで頂ければと思います。最後に、どういった方にオイル仕上げがオススメかということを書きたいと思います。

 

・自然な質感を大切にしたい方

ウレタン塗装の場合、塗膜をはる塗装になりますので木材をプラスチックで覆うカタチになります。ですので、手で触れる部分は木材ではなくプラスチックということになります。ウレタン塗装のテーブルの肌触りはやはりどこか人工的な感じがします。逆に、無垢材を丁寧に磨き、オイルを塗るとスベスベしつつも温かみを感じる質感に仕上がります。木が持つ自然な質感を楽しみたいという方にはぜひオイルをオススメします。

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・手入れをしながら長く使いたい方

オイル仕上げのテーブルは前述した通り、定期的なメンテナンスが必要になります。ですが、10年経ったオイル仕上げのテーブルは経年による味も出てきます。これはウレタン塗装では味わいづらいものです。ヤスリで磨いても、木自体を傷つけるわけでもありませんし、木が劣化することはありません。メンテナンスをすればするほど、長く使って頂けるのも無垢材テーブルの特徴です。

 

賢木@吉祥寺

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