2016.04.29

無垢材テーブルにストレートカットと耳つきの2種類があります。【No.1538】

GWが始まりましたね。今日は良い天気でしたが、風が強くなりました。まあ、春らしいと言えば春らしい天候でした。吉祥寺ショールームはGW期間中休まず営業します。よろしくお願い致します。さて、今日のブログエントリーでは無垢材テーブルの種類について解説することにします。無垢材テーブルにはストレートカットテーブルと耳つきテーブルがあります。ソリウッドでもこの2種類の無垢材テーブルを製作・販売しています。

ストレートカットテーブルはその名の通り、直線にカットしてあるテーブルです。いわゆる長方形や正方形のカタチのテーブルになります。通常販売されているテーブルの多くはこのストレートカットテーブルでしょう。無垢材テーブル以外のテーブルもほとんどがこのストレートカットテーブルに分類されるでしょう。

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こちらはクルミ材のストレートカットテーブルです。長辺の端が直線にカットされています。これらの無垢材テーブルを製作する場合はすでに長方形にカットされている板を使います。ご存知の通り、木には樹皮がついています。そして丸いです。そのためそのまま単純に製材すると樹皮がついた状態で横から(木口から見ると)台形のカタチをしています。製材したあとに耳を落とす場合もありますし、製材する前に樹皮がついている部分をカットする場合もあります。どちらにしよ、こうしたストレートカットテーブルを製作する際はすでに樹皮が付いていた部分をカットされている板を使用します。

ウォールナット材やチェリー材など北米産の樹種は現地で製材・乾燥された板が日本に入ってきます。厚みと長さが揃った板をまとめて梱包してあるバンドルという単位で輸入されます。板の幅はそれぞれで、広いのから狭いのが混じっています。だいたい150mmから170mmぐらいの幅の板が多めになっています。狭いので100mm前後、広いのは300mm前後です。広い板は入っていて2枚ぐらいですかね… 板の幅は樹種によっても違います。ウォールナット材は幅が狭めです。メープル材は広めの板が多いです。

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こちらがウォールナット材のバンドルです。バンドルで購入する場合はどんな板が入っているかは開封するまで分かりません。もう材木屋さんを信用するしかないんです。輸入材は木口に色が塗られています。このバンドルは茶色のスプレーで塗られています。そのため木口が見られないので白太の割合などはカットしてみないと分かりません。

ストレートカットテーブルと異なり耳つきテーブルは長辺のエッジがまっすぐにカットされていません。樹皮がついていた部分をそのまま残して製作します。なので耳つきテーブルと呼んでいます。

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先日納品したトチ材の耳つきテーブルです。樹皮がついていた部分を残しているのでよりワイルドな印象になります。このトチ材のエッジは結構変化がありますね。ストレートカットテーブルとは少し違った雰囲気になります。より自然な印象のテーブルを求める方に人気があります。

耳つきテーブルを製作するための板は当然耳がついている板になります。ソリウッドの場合は、材木屋さんで耳つき板を仕入れる事もあります。でも、ほとんどの場合は材木市場で耳つき板を仕入れています。耳つきのテーブル用の板はだいたい50mmから60mmぐらいの厚さで製材されています。ウォールナット材やチェリー材などの北米産の板も耳つき板は日本で製材されています。基本的には耳つきの状態でこれらの樹種が輸入されることはありません。丸太で日本に入ってきたものを日本の製材工場で製材しています。

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こちらはもう少しマイルドな印象な耳つきテーブルです。耳つきの場合は耳の形状によって印象が違ってきます。ソリウッドでは耳つきのはぎテーブルを積極的に製作しています。途中まで削った板を吉祥寺ショールームに展示することにしています。耳つきテーブルってどんなのだろうと思っている方は一度ソリウッドの吉祥寺ショールームにお越し下さい。

瑞木@相模湖

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