2016.04.24

チェリー材のストレートカットテーブルとLENチェア【No.1533】

先日は、チェリー材の耳つきテーブルと椅子4脚の納品事例を紹介しました。

耳つきテーブルの納品事例とご注文に至るまでの経緯【No.1526】

今日は耳つきでないストレートカットのチェリー材のテーブルを納めたので、そちらを紹介します。

新築のマンションにお引っ越しのH様のお宅に納めさせて頂きました。明るいお部屋にチェリー材のオレンジがかった茶褐色が映えます。H様のお宅もそうですが、白っぽいフローリングには、コントラストが強めの色味を合わせるコーディネートがオススメです。無垢材では、色が濃いめのウォールナットやチェリー材の色味がそれにあたります。ウォールナット材はチェリー材よりもさらに色が濃く、焦げ茶色に近い色味をしています。あまりコントラストが強いのが好きでない場合は少しコントラストは控えめなチェリー材がちょうどいいのかなと思います。

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W1500×D850、天板厚30mmのチェリー材のダイニングテーブルです。脚には吉祥寺ショールームに展示してあったものをご覧頂いた際に気にいって頂き選んで頂いたTypeXの脚です。TypeXの脚は、他ではあまり見ない独特のカタチをしています。30mm厚の板を3箇所のコマと呼ばれる木片でつなぎ留めたものを45度の角度をつけて配置してあります。上から見えるとアルファベットの「X」のカタチになっていることからType Xと名付けています。隙間があいているので、あまり重くみえず、スッキリとした印象にすることができます。ショールームでも「あまり見たことないけど、いいね」という有り難いコメントを頂くことも少なくありません。

今回納品させて頂いた椅子は北海道の津別町にある山上木工さんが製作するLENチェア4脚です。ISU-WORKSは、山上木工と北海道札幌市に拠点を構える木工家兼デザイナーの高橋三太郎さんのコラボプロジェクトです。長年椅子をデザインされてきた高橋三太郎さんの椅子はデザインが違ってもその根底にはしっかりと計算された座り心地がどの椅子でも感じられます。

ソリウッドでは、ISU-WORKSがラインナップしている椅子全種類を取り扱っています。LENチェアはその中でも注文を受けることが多い人気がある椅子です。クッションのあるタイプの座面でもクッションはやや堅めの印象ですが、おしりが痛く感じるようなものではありません。特徴的なのは、肘掛けです。面取りを多くとっているため角がなく優しい印象をうけます。また、肘掛けが前脚まであるのではなく、途中までのタイプになります。テーブルの下に納まった椅子に座るには、椅子を引くことになりますが、肘掛けが前脚まであると椅子全部を引き出す必要があります。ところが、半分程度の肘掛けの場合、椅子を全部引き出さなくても腰をかけることが出来ます。また、足を自由に動かせるので椅子に座りながらあぐらをかいたりとよりリラックス出来る姿勢をとることも出来ます。

今回お届けしたのでは、布の張り地で色は黒になります。チェリー材と合わせて選ぶ方が多い色でもあります。

LENチェアは座面にクッションがあるタイプの他に、板座のものを選ぶことが出来ます。

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全体のカタチが変わらないよう張り地のものと同じように後ろは緩やかなカーブを描くようにカタチづくられています。こちらの板座タイプも人気があります。

チェリー材は経年変化が著しい木材としても知られています。出来た当初は淡い色味をしていますが、段々色味が濃くなります。半年もすると色が濃くなったように感じてきます。その後は変化の度合いは落ち着いてきますが、最終的にはオレンジがかった茶褐色におちついてきます。無垢材家具ならではの自然な色の変化を堪能出来ます。ソリウッドでは、最近チェリー材のご注文が増えてきています。以前はウォールナット材がダントツの一番人気でしたが、ウォールナット材の原材料の値上がりなどもあり、チェリーのご注文のほうが多い月も出てきています。

賢木@吉祥寺

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