2015.08.07

耳つきテーブルのご相談はソリウッドへどうぞ!【No.1272】

今日から少し涼しくなるなんて聞いたのでウキウキしてましたが、全然涼しくならず。いつも通りの猛暑日でしたね。まあ、幾分ましな気もしましたが…明日からは少し涼しくなるらしいですね。もう、信じますよ。その予報!!!!

ソリウッドの工房は冷房が効く部屋と効かない部屋があります。また、外で作業することも多々あります。屋根がついて日射しを避けられるスペースとそうでないスペースがあります。なので、1日で暑いとこ涼しいとこを行ったり来たりします。体調を崩しやすい環境ですよね。気をつけないといけません。事務所が1番冷房が効きます。なので、オイル塗装をした家具の乾燥部屋も兼ねています。家具に塗るオイルは気温が高く、湿度が高いと乾きません。そのため、冷房が効いた部屋に置いて乾かします。という訳で事務所は結構冷えています。私は寒い(冷房が効いているのが)が苦手なため、常に長袖を着用しています。時々薄手のフリースも着ています。そして、そのまま外に出た瞬間に汗が滲み出てきて夏だと感じます。まあ、そんな今日この頃です。

さて、無垢材テーブルの話題です。ここ数日私のブログエントリーは椅子ネタだったので、椅子屋さんかと思われているかもしれませんが、れっきとしたテーブル屋です。もちろん、オーダーで棚やテレビボードも製作していますが…

そして、耳つきテーブルという無垢材テーブルを推しています。聞き慣れない言葉なはずなので、説明します。”耳つきテーブル”とは樹皮がついていた部分を残した板をしようしてテーブル天板を構成しています。ダイニングテーブルの場合は両側に耳つき板を配置するのが普通です。デスクなど壁につけて使うものの場合は”片耳”と言って、片側のみ耳つきという具合にします。1枚板を使用する場合は片側の耳をカットします。はぎの場合は、片側だけに耳つき板を使用します。

樹皮がついていた部分ですので、直線ではありません。自然が造り出したラインをそのまま活用しています。一部耳が損傷している場合もあるので、そういう場合は自然に見えるように成形しています。あくまでも耳が損傷している場合にそういう成形をしています。この耳つきテーブル、英語では”live edge table”と呼ばれています。「ああ、なるほど」と思えるような単語を使っていますよね。いきなり「耳つきテーブルを英語に訳せ」と言われてもとっさに”live edge table”という言葉は出てこないですよね。でも、聞くと「ああ、なるほど」となる訳です。

日本では”live edge table”という言葉はほとんど普及していません。私も3年ぐらい前に知りました。ふと耳つきテーブルって英語でなんと言うのか気になって調べてみました。そうしてはじめて”live edge table”というのを知りました。業界にいる人間ですらこんな状況ですので、一般消費者の方にはほとんど知られていないでしょう。

このブログエントリーを読んだ方は得をしましたね。ひとつ蘊蓄が増えましたね!

英語で書かれた木工書を読むと、「ああ、英語ではこういう表現をするんだ」というケースがたくさんあります。日本語で知識がある分野なら英語で書かれた本を読んでもなんとなく分かります。(イラストがあればですが…幸い木工書はイラストや写真が豊富にあります。) こういう勉強も結構楽しいですよ。

さあ、これがlive edge table です。
150807_2.jpg
以前に納品したトチ材の耳つき2枚はぎテーブルです。脚はウォールナット材を使用しています。こういうカタチをしているのが耳つきテーブルです。

もうひとつ

150807_1.jpg
チェリー材の耳つきはぎのローテーブルです。脚の長さで高さ調整できるので、ローテーブルの製作も可能です。

こうした耳つきテーブルを製作するための板情報をWebサイトで公開しています。相模湖工房の在庫板は乾燥済みの板を掲載しています。これらの板はまだ製作をはじめていません。なので、サイズなどお客様のご要望に応えるカタチで製作することができます。

→ソリウッド 耳つきテーブルページ

Webサイトを見て耳つきテーブルが気になった方、気に入った板が見つかった方は、吉祥寺ショールームまでご連絡ください。詳細をお知らせ致します。

瑞木@相模湖

お問い合わせContact

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〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 2F
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