2015.07.29

無垢材テーブルの仕上げに関してよくある質問【No.1263】

無垢材テーブルをはじめとする無垢材家具については仕上げを選ぶことができるものがあります。選べる仕上げとは、オイル仕上げとウレタン塗装であることが多いです。ソリウッドでも、ご注文を受けて製作する場合は、オイル仕上げとウレタン塗装が選べます。この仕上げについては、一長一短があるので選ぶ際には、悩んでしまわれる方も多いのではないでしょうか?実際、お客様と話をしていても仕上げについてご質問を受けることが多いです。今日のブログエントリーは仕上げについてよくある質問をまとめてみます。

オイル仕上げに使われるオイルとはどんなものですか?

→家具の仕上げに使われているオイルはいくつかの種類がありますが、多くのものが自然素材を主原料として、家具用に調合されているオイルです。含まれている成分はメーカーによってなりますが、自然のものを使う、環境にも人にも優しいというコンセプトは各社共通しているといえます。ソリウッドでは、ドイツの塗料メーカーであるリボス社が製造・販売している家具用オイルを使用しています。リボス社のオイルは、植物のアマから搾取された亜麻仁油を主原料として、有害な化学物質は一切使用していないというオイルです。リボス社ではいくつかの種類を販売していますが、広葉樹の家具用の「アルドボス」というオイルを使っています。また、基本的には着色成分が入っていないクリアーなものを使っています。

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オイル仕上げの家具は手入れが大変だと聞くが、どのくらいの頻度でどうすればいいのですか?

→普段のお手入れは乾拭きや固く絞ったふきんで表面を拭いてください。水分は表面のオイルが抜ける要因になります。1年ぐらい使用している表面がかさついた状態になってくることがあります。これはオイルが切れてきたサインとなります。表面がカサついてきたら、オイルの補充をして頂くと再びつやが戻り、質感も戻ります。ダイニングテーブルの場合、1年から2年に1回ぐらいはオイルを塗るメンテナンスをすることをオススメしています。

オイルを塗る際は、オイルを塗りっぱなしにせずに、何もついていない綿100%の布で表面に染み込んでいないオイルをしっかり拭き取ってください。これをしないとなかなか乾かなかったり、ムラになったりしてしまうので気をつけてください。

輪染みができますか?

→底が濡れたお皿やコップを置いたり、夏場に冷たい飲み物がはいったコップを置いておくと、跡がついたような染みが残ることがあります。これを輪染みと呼んでいます。輪染みができないようにするには、コースターやランチョンマットを敷くことが手っ取り早いです。それ以外には、お皿やコップを置く際に、さっと拭いて水分を拭き取ってしまうなどして頂ければ染みがつく可能性はぐっと低くなります。もし、輪染みができてしまっても、目立たなくさせることはできます。320番程度の紙ヤスリで染みができてしまった部分とその周りをやすります。その上から、オイルを塗ると染みが消えたり、目立たなくすることができます。作業自体はそこまで難しくないので、一般の方がやっても問題なくできます。

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オイル仕上げのメリットは何ですか?

→オイル仕上げの最大の魅力は、オイル仕上げでないと味わえない自然な質感といえます。オイル仕上げの場合は、オイルが木の組織部分に浸透して木部を保護します。ウレタン塗装の場合、プラスチックでできた膜で木部を覆ってしまうので、触っているのは表面のプラスチックということになります。この違いは、触ったときの質感に違いが出てきます。オイルは先述したように、自然由来の成分でできているので、小さいお子様がいるご家庭でも安心してお使い頂けるのも特徴といえます。

また、染みや傷がつきやすい点もありますが、ご自宅でメンテナンスができるというのもオイル仕上げのメリットだと考えます。手入れをすることで、キレイになりますし、時が経つにつれて味わいが出てきます。ぜひ、無垢材とオイル仕上げの最強タッグが作り出す質感と味わいを体験してみてください。

賢木@吉祥寺

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