2015.07.26

無垢材ローテーブルをリフォームしてダイニングへ【No.1260】

十数年前にご購入頂いたローテーブルをダイニングテーブルへリフォームさせたいというご要望を受けて、脚の付け替えに行ってきました。天板はトチの1枚板で、脚にもトチ材の一部耳つきの板が使われている、最近ではなかなかお目にかかれないローテーブルでした。これまでの脚はT字型をしていました。中心部分にソリウッドでは定番となっている金属プレートを使って天板へ固定する方法を採用していました。ダイニングテーブルにリフォームする際には、脚のデザインを変更したいとのご要望があり、相談をした結果、ひらがなの”く”のカタチで製作することに決まりました。

通常の4本脚であれば、ダイニング用の脚もリビングテーブル用の脚も天板への固定に関して、金属製のプレートを使うことで問題なく付け替えが可能です。お客様の中には、日頃の生活において、シチュエーションにあわせてローテーブルとダイニングテーブルの脚をつける替えて使用されている方もいらっしゃいます。

今回のケースでは、これまでのT字型の真ん中にプレート1枚が付いている状態でした。ローテーブルであったため、プレートが1枚でも問題はなかったのですが、高さもある”く”の字脚をつけるにはプレート1枚では両端の固定が不十分で強度的に不安があります。そこで、新たに脚の両端に小さめのプレートとつける、固定する箇所を増やして強度を保つことにしました。

追加したプレートを固定するため、鬼目ナットの埋め込みは、現地で行いました。

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リフォームを終えたテーブルがこちらになります。ローテーブルの時とはやはり印象も違ってきます。天板については、お客様自身もいわれていましたが、お子様が落書きしてしまったり、引っ越しをするたびにオイルを塗ったりとしてきたため、年季の入った感じになりつつあります。これがオイル仕上げの無垢材テーブルの良いところだと思います。脚のほうが確かに新品でキレイな状態ではありますが、天板のほうがなんともいえない味が出てきているように感じます。もう少し経つと、脚の部分も慣れてきて全体でも良い雰囲気のテーブルになっていくでしょう。

ソリウッドでは、過去に製作した無垢材テーブルのリフォームについても随時相談を受付ています。

塗装が剥げかかってしまっているウレタン塗装の天板の塗り直し

ローテーブル用もしくはダイニングテーブル用の脚への付け替え

が例としては多いですが、大きいサイズのテーブルを小さめのサイズのテーブルに作り替えるなどのご要望にも極力対応出来るようにします。ご希望の場合、まずは吉祥寺ショールームにご相談ください。

さて、話は変わりますが、8月1日より原材料の価格高騰によりテーブルや棚類の価格を見直しさせて頂くことになりました。価格改定により、価格が最も変化するのがウォールナット材です。ウォールナット材は現在では非常に人気のある材で、値上げとするには非常に心苦しいのですが、このままの価格では続けることが難しいため苦渋の判断をさせて頂きました。

ストレートカットのテーブルだとおおよそ1万円ほどの値上げとなります。その他の材ですと、1000円から3、4000円の上昇になるものが多いです。一部の材では価格が下がるサイズのものもございます。詳細につきましては、随時ウェブサイトにも掲載していく予定です。

賢木@吉祥寺

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