2015.06.23

テーブル選び方講座の告知とトチ材耳つきブックマッチ天板用板の紹介。

今週の日曜日は【ソリウッド無垢材テーブル選び方講座】が開催されます。2014年の7月に初めて開催して、それから毎月1回欠かさずに開催してきました。なので、今回が12回目になります。話す主題は毎回同じですが、最後の数分で話すことは1回1回テーマを変えて話をしています。主題は無垢材テーブルを選ぶ際に知っておくべき3つのことになります。無垢材テーブルを選び出すと、必ず分からない事にぶつかると思います。今までに聞いた事ない樹種だったり、塗装方法だったり、と知らない事で選択しなければならないと言った状況になりがちです。そこでこの講座では、樹種・仕上げ(塗装)・サイズという3つの事柄についてどういう観点でテーブル選びをすれば、最適な物が見つかるかという話をしています。

お客様と話しをしていると「どれが一番良いのか?」という質問を受けます。でも、何が一番かは使う人の趣味志向や状況などで違ってきます。いちばん良いテーブルを買うというよりかは、いちばん最適なテーブルを選ぶという方が失敗がないと思います。そんな意味も込めてこのテーブル選び方講座を開催しています。テーブルを探している方はぜひ、参加してみてください。無料の講座ですが、押し売りは致しませんのでお気軽に参加して下さい。事前に参加表明をして頂いた方のお席は確保させて頂きます。もちろんプラッと参加して頂いても構いません。

詳しい内容や連絡方法を知りたい方は下記のバナーをクリックしてください。詳細ページに飛びます。
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今日はいつ雨が降り始めるかわからない状態でしたが、外で板をひろげて木取りを考えたりしました。木材乾燥庫の中にいれてあったトチ材を引っ張り出して含水率を計測しました。トチ材は比較的乾燥が早い材です。その分周りの空気の影響で含水率が変化しやすい木材です。ただし、木の動きはそれほど大きくはありません。割れも少ない樹種なので、安心して乾燥庫に入れることが出来ます。今回取り出したトチ材も大きな損失はありませんでした。

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同じ丸太から採れた4枚の板です。同じ丸太から採れた板のことを共木(ともぎ)と呼んでいます。共木ではぎテーブルを製作すると、木目の様子や色が揃って統一感のある天板になります。共木が手には入るときはなるべくまとめて仕入れています。

含水率を計測してみると、だいたい10%以下になっていました。乾燥具合はちょうど良いです。前回計測したときは、板の真ん中部分に水分がたくさん残っていました。周りは10%以下になっているのに、中心部だけ30%以上という板もありました。けれども今回の測定では、そうした部分も10%ぐらいまで下がっていました。何だか不思議ですけど、数値に現れるので確かに変化しているんですね。

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こちらも共木のトチ材です。枝分かれの部分です。枝分かれの部分を使用するのも面白いですが、その部分に大きな割れがあります。なので逆側を使ってブックマッチの天板に使用と考えています。表面を粗削りして写真を撮ったら耳つきテーブルのWebページにUPします。トチ材は個体差が激しい樹種になります。同じ丸太から採れた板でも、場所によって全然違う表情をしています。この板はどちらかというと、荒々しいトチ材になりますね。ギラギラしたトチ独特の縮み杢はありません。でも、赤太の入り方や虫喰いの痕など個性豊かな天板にはなりそうですよ。

トチの丸太の中心部分は、赤褐色をしています。周辺部分は白いです。中心に近い板は赤と白のコントラストが楽しめます。丸太の外側の方から採れた板は、白褐色でギラギラしたトチ独特の杢が出る事が多いです。好みは分かれると思うので、トチでテーブルを探している方は実際の板を見て確認した方が良いと思います。

トチ材は製材する時期や保管方法を間違えると、変色してしまいます。梅雨のジメジメした時に製材をしてしまうとあっという間にカビが生えて変色してしまいます。他の樹種だとそんな事はないのですが、トチだけはそうなってしまいます。なので、梅雨から夏にかけてはトチ材が材木市場に並ぶことは少なくなります。

瑞木@相模湖

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