2015.05.23

無垢材家具は1点豪華主義と相性が良いのです。

家具屋さんというと皆さんはどんなお店をイメージするでしょうか?

まずはじめに思い浮かべるのは量販店ではないでしょうか。ニトリさんをイメージする方が多いと思います。イケアさんを思い浮かべる人も多いでしょう。こうした家具量販店さんは、大量生産された量産家具を販売しています。組立式という形式をとっているものも多くあります。組立式の家具の多くは日本以外の工場で作られています。組立式にすることで製造コストと輸送コストを減らすことができます。

量産家具の多くは、パッと見は木に見えても、表面にツキ板と呼ばれる薄い板が貼られています。ツキ板は0.2ミリや0.6ミリといったとても薄い板です。板というよりは紙に近い印象があります。このツキ板を中の素材の表面に貼っているわけです。中には、木目をプリントしている物が使われている事もあります。こうした物はプリント合板と呼ばれています。素材は合板かMDF等の繊維板です。MDFとは細かく刻んだ木材を接着剤で固めた物です。MDF以外にも似たような繊維を固めた素材がたくさんあります。こうした素材は、均一化がしやすく大量生産に向いています。

無垢材家具は、無垢材をたくさん使用するためどうしても価格が高くなってしまいます。また、無垢材の性質上製作コストも高くなってしまいます。まず、歩留まりがあまりよくないんですね。歩留まりとは、1枚の板から使える部分がどのくらいあるかということです。無垢材の板には節や割れが必ずあります。そのため、板1枚全てをそのまま使える訳ではないですね。

やはり無垢材家具というと価格が高いというイメージがあると思います。価格が高いということにはいろいろな要素がありますが、上記に書いたような理由で他の木製家具類に比べるとどうしても価格が高くなります。

そのため、全ての家具を無垢材で揃えるのは難しいでしょう。そこで1点豪華主義を取り入れると良いのではないでしょうか?

自分が好きな分野というのは、こだわりが強くなりますよね。私の場合は、趣味の一つに読書があります。本を読む人が少なくなっていると言われています。月に一冊も読まない人が多くいるというデータが時々発表されますよね。私の場合、少なくとも月5冊は本を買っています。買っていると敢えて書いたのは、読んでいない本も多いからです。つもり、積ん読です。でも、様々のデータを見る限りでは本を読んでいる方の人間ということは確かなようです。

そのため、読書をする環境には興味やこだわりがあります。私は、読書をしながらノートに何かを書くということはしません。読みながら気になった部分には、付箋を貼っていきます。なので、机は必要ありません。でも椅子が必要です。

そこで、読書用の椅子を購入しました。
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isu-worksのMAYチェアです。座り心地の良さとゆったりと座ることが出来る点が気に入って読書椅子として購入しました。実際に部屋で読書をする際に座ってみると、とっても良いです。読書が捗ります。(今までの読書環境がそんなに良くなかったというのもありますが…)

私の場合のように、趣味で使うモノに無垢材家具を導入するのもひとつの手だと思います。1点豪華主義の考え方に近いと思います。本を置く本棚にこだわりを持つ方は、本棚を無垢材で製作するのもよいでしょう。無垢材家具はオーダーメイドで製作することと相性が良いです。。そもそも大量生産を想定していないので。大量生産を想定している木製家具の場合、少しでもサイズが変わると対応仕切れなくて、大幅に価格が変わってしまいます。無垢材の場合は、1つ1つのサイズにフレキシブルに対応できるので、オーダーメイドだからといって価格が大幅に上昇することはありません。

CDラックやレコード棚なども1点豪華主義的に導入しやすいかもしれませんね。

瑞木@相模湖

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