2015.02.20

製作な可能な耳つきテーブル用の板情報をサイトに掲載しています。

ソリウッドで製作・販売している無垢材テーブルは大きく分けて2種類あります。ストレートカットテーブルと耳つきテーブル。今日のブログエントリーでは耳つきテーブルについて書きます。

現在製作可能な耳つきテーブルの板情報をWebサイトに掲載しています。耳つきテーブルのページはこちらになります。
→ソリウッド 耳つきテーブル

耳つきテーブルは、現品販売とオーダー製作とに分かれています。現品販売は、既にサイズが決まっていて出来上がっている天板のことを指します。出来上がった天板は吉祥寺ショールームに展示しています。脚はお客様のご要望に応じて製作します。テーブルの高さは快適な生活のためには重要な要素です。体格や使う椅子によって適切なテーブル高は違います。そのため、脚の製作はお客様のご要望を受けて製作するようにしています。

オーダー製作の耳つきテーブルは、天板も受注後に製作致します。長さ・幅もお客様のご要望でサイズを決めます。製作可能な板は、”準備OK”な板としてWebに掲載しています。

“準備OK”な板は、すぐに製作できる板です。無垢板は乾燥させないと使えません。仕入れてきた耳つき板は、随時乾燥させていきます。乾燥に掛かる期間は、半年から1年ぐらいです。外に桟積みしてしばらくの間、天然乾燥させます。それから人工乾燥庫に入れて、木材の水分を抜いていきます。

板は乾燥中に割れたり、反ったりします。要するに乾燥させてみないと、どういう形で使えるかが分からないのです。乾燥前にとても綺麗な板でも、乾燥中に真ん中でパックリ割れてしまうこともあります。

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こんな感じでパックリ割れてしまうこともあります。木の中心を含む板は、真ん中で割れてしまう事が多くあります。かなりの確率で割れるので、そのへんはこちらも覚悟しています。が、中には割れると想定していない板もあります。これは幅広く使えるなと考えていた板が割れることもあります。上の写真はまさにそれ。乾燥前は割れていなかったんですよ。

こういうことがあるので、乾燥が終わってからどう使うを考えます。

乾燥が終わった板は、表面をハンドプレナーで削ります。
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乾燥させた板はこんな感じで表面が汚れています。これでは木目の様子がわかりません。これをハンドプレナーで削ると

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こうなります。

プレナーで削った状態で仮の木取りをします。それを写真で撮って合成してテーブル天板にした際の様子を分かりやすくしています。

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C1319 チェリー材 耳つき2枚はぎテーブル天板

このような合成写真を作成します。こうすることでどんなテーブル天板が出来上がるかをイメージしやすくします。写真上でこうした加工をしているだけなので、実際の板はまだ長さも幅も切ってはいません。そのため、お客様のご要望のサイズでカットすることが可能になります。

まだWebサイトに掲載されていない板を紹介します。
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カエデ材の耳つき4枚はぎ用の板です。同じ丸太から採れた板を使用しています。実は2枚の板ですが、ネジレがあるのでそのままの大きさだとかなり薄くなってしまいます。そこで1枚を真ん中で割って2枚にします。そうすれば厚みも厚く仕上げることができます。長さは1800ミリまで製作可能です。幅も850~900ミリぐらいで対応可能になります。

カエデらしい繊細な木目が現れています。塗装をするともう少し濃い色になると思います。厚みは40ミリぐらいになりそうです。こちらの板の詳細は近いうちにWebページにアップしますね。

瑞木@相模湖

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