2015.01.29

オーダーで製作する無垢材ベッド

最近、吉祥寺でショールームでお二人のお客様から立て続けに「ベッドは作っていますか?」と質問を受けました。

接客をしているとしばしば普段はあまり問い合わせがないようなことが立て続けにくることがあります。テレビや雑誌などのマスコミに無垢材のベドが紹介されたのでしょうか?気になるところです。

ベッドは、サンプルなどは吉祥寺ショールームにも置いていませんが、オーダーで製作することは出来ます。口頭では、このように答えていますが、何か参考になるものがないとなかなかイメージを把握出来ないだろうなと心の中で感じていました。

そんなモヤモヤを抱えていた訳ですが、ようやく実例を作ることが出来ました。まずは、全体イメージをご覧ください。

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全てホワイトオークの無垢材を使用しています。こちらシングルサイズのマットレスを乗せて使うことを前提とし、お客様の要望で少し低めにデザインされています。マットレスを置いた状態で座面高400mm程度のソファのような高さになります。

マットレスを置く部分はすのこを収容したりすることが多いですが、ソリウッド仕様ではここにも枠と同じ無垢のホワイトオーク材を贅沢に使っています。

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ヘッドボードもご提案当初は板を接ぎ合わせた板状のものを提案しましたが、「あまり重い印象にならないほうがよい」とのご要望に応じて幅を狭くした板を隙間をあけて並べるデザインにしました。

ベッドのような大きいものを製作する場合、どうしても搬入のことを考える必要があります。今回のようなシングルサイズのものでしたら全て組んでしまったままでもお部屋の中にしっかりと納めることが出来るかもしれませんが、いろんなシチュエーションを考慮すると、バラバラにして搬入し、その場で組み立てるほうが良いかなと思います。

組立て式にする場合は、何度でも取り外しが可能なように金属製のメスオスのジョイントボルトを使うか、木ネジを使ってしっかりと固定し分解を前提としないようにするか、どちらか選んで設計する必要があります。まずはこの2つのメリットでメリットを整理しておきます。

ジョイントボルトを使う際には、組む板の片方にメスのネジを埋め込んでおきます。そのため、何度ボルトを外してもボルトによる木部の損傷がなく何度でも組み立てが可能です。それがメリットになります。反対にデメリットは、使っていくうちにボルトが緩んでガタつきの原因になることがあります。その場合、もう一度ボルト締め直せば問題ないのですが、ベットのような大きいものや壁につけて使用する家具の場合は、動かしたりする手間が出てきてしまいます。また、見た目の問題ですがボルトが見えてしまうこともデメリットになります。目立たない場所にして、ボルトをしめた際に表面から突出しないようにすることも出来ますが、見えないほうが良いという考えにも納得出来ます。

木ネジを使用する場合は先ほど挙げたジョイントボルトのデメリットを解消できますが、何ども組み直すことは難しいです。

今回は木ネジを使いしっかりと固定する方式をとりました。

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マットレスを置くとこんな感じになります。ソリウッドではマットレスは扱っていないので、マットレスはお客様に用意して頂くことになります。

いかがですか?無垢材で製作するベッドに興味を持って頂ける方はいらっしゃいますかね?

気になるのは、お値段という方も多いはずです。今回はオーダーで製作した家具なので厳密な金額は伏せさせて頂きますが、このようなベッドを製作する場合22万円ほどになります。ご要望があれば見積りをしますので、ご興味のある方は吉祥寺ショールームまでお問い合わせください。

今のところ、配達に伺いスタッフが現地で組み立てるカタチになりますので、直接配達に伺える首都圏エリアに限定とさせて頂こうと思います。ご了承ください。

賢木@吉祥寺

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