2015.01.27

手道具を使った家具制作の基本が学べる木工教室基礎コース

昨日のブログエントリーではソリウッドが開催している木工教室について書きました。今日はソリウッド木工教室への入り口となる基礎コースについて詳細を書きます。

ソリウッドの木工教室に入会する場合は、まず基礎コースに所属してもらいます。基礎コースでは1年間(計12回)の教室で、課題制作を通じて木工の基本を学んで頂きます。

制作する課題はこちらです。
150126_1.jpg
タモ材の花台になります。シンプルな家具ですが、木工の基本仕口であるホゾ組みで組んであります。

ソリウッドの木工教室ではカンナ・ノミ・ノコギリといった手道具を使って家具制作を行います。
150127_2.jpg
まずカンナ・ノミ・ノコギリといった道具の仕立てから入ります。基礎コースに入会して頂くにあたって必要最低限の大工道具を揃えて頂きます。ソリウッドでは長年お付き合いのある道具屋さんで揃えることをオススメしています。必要な道具は、カンナ・小ガンナ・ノミ(三分・六分・一寸)・両刃ノコギリ・玄翁・スコヤ・毛ひき・砥石(中砥石)です。もちろんすでに道具を持っている方はそれらを使って頂くことも可能です。が、ホームセンターで購入したようなものであったら改めて本格的な道具を購入してもらう方が良いかなと思っています。

大工道具ははじめにちゃんと仕立てをしておくと、永く使うことができます。しかし、その仕立て方法はほとんど知られていません。道具を購入しても取り扱い説明書なんて物がついていません。これはホームセンターで売っている大工道具についても同様です。たとえばカンナ。カンナ刃の出し方や抜き方すら書かれていないことがほとんどです。皆さんなんとなく使っていることが多いと思います。上の写真では、カンナの刃を出したり引っ込めたりする場合に叩く部分を削っています。削らないで叩いてしまうと角からカンナ台が割れてしまうことがあります。もちろんそんな事は購入時に書かれていることはありません。各道具についてこういった仕立てをしていくことからソリウッドの木工教室基礎コースは始まります。

150127_4.jpg

150127_3.jpg
ノミでホゾ穴をあけ、そこに差し込むホゾをノコギリで刻んでいきます。部材と部材の接合部分を仕口と呼んでいます。仕口にはいろいろとありますが、このホゾ組みは仕口のなかでは基本中の基本になります。そのホゾ組みを経験して学んでもらっています。もちろんはじめは綺麗に上手に加工することはできませんが、手を動かして物をつくる楽しみは味わって頂けるはずです。

講師はソリウッドの工房スタッフです。普段はソリウッドで販売している無垢材家具を製作しているクラフトマンです。基礎コースは第3日曜日に開催されています。4月スタートクラスと10月スタートクラスの2クラスが同時に並行して開催しています。生徒さんは2クラス合わせてマックスで15名。現在4月スタートの生徒さんが5名、10月スタートの生徒さんが3名受講されています。始めのうちは全体で説明をしていきますが、進むスピードに個人差があるため徐々に個別に指導していく形になっていきます。その人のペースで進めていくことができるので、初めての方も安心して受講していただけます。

基礎コースの生徒さんの応募は4月と10月に行っています。現在2015年4月スタートの基礎コースの生徒さんを募集しています。2月15日には基礎コースの見学会も実施します。実際の教室風景を見て頂いて、ソリウッド木工教室の雰囲気を知ってもらうための見学会です。スタッフによる概要の説明と工房見学、教室見学、カンナ掛け体験でだいたい1時間ぐらいになります。 時間は14:00から15:00です。電車でいらっしゃる場合はJR相模湖駅から送迎致します。こちらの見学会は事前予約制になります。参加ご希望の方は、事前にinfo@soliwood-crafisまでメールにてご連絡ください。

ソリウッド木工教室について詳細を知りたい方は吉祥寺ショールームまでご連絡ください。資料を送付させて頂きます。

瑞木@相模湖

お問い合わせContact

TEL:0422-21-8487
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 2F
(営業時間: 12:30〜18:00/定休日:火・水曜日)
お問い合わせフォーム
Facebook Twitter Instagram Pinterest