2014.12.28

大掃除でオイル仕上げのテーブルをリフレッシュさせよう

年末になると大掃除をやる方も多いと思います。オイル仕上げの無垢材ダイニングテーブルのメンテナンスをやろうと思っている方も多いのではないでしょうか?そこで、今日はオイル仕上げのダイニングテーブルのメンテナンス方法について書きます。

まず、メンテナンスをする前にお使いのテーブルの仕上げ方法を確認してください。仕上げの仕方が違うとメンテナンス方法も異なってくるので注意してください。無垢材を使ったテーブルの場合、亜麻仁油を主原料とした天然系のオイルを木部表面に浸透させることで仕上げるオイル仕上げとプラスチック系樹種の薄い膜を木部全体につくるウレタン塗装のどちらかの仕上げ方法がとられていることが多いです。この2つの仕上げは、見た目では似ているものの性質は全く異なるものです。どちらの仕上げが採用されているかは、見た目で判断することは難しいです。確信がない場合はご購入された販売店へ確認してください。

お使いのテーブルがウレタン塗装の場合はご自宅での傷や塗装のはげをご自宅で補修するのは、なかなか難しいです。ウレタン塗装のテーブルをキレイにするには、ウレタンの塗膜を機械で綺麗に削り、もう一度はじめから塗膜塗装をやり直します。ソリウッドでご購入頂いたウレタン塗装のテーブルでしたら、塗り直しが可能ですので、ご希望の方は吉祥寺ショールームまでお問い合わせください。塗り直しのお見積りとスケジュール感をお知らせ致します。

オイル仕上げのテーブルをお使いの方は、定期的なメンテナンスをやって頂く事をオススメしております。テーブルの状態によって、どこまでのレベルでメンテナンス作業を行うべきかが決まっています。

まず、お使いのテーブルの表面を撫でてみてください。全体的に滑らかでツルツルしている状態ではこれから述べるようなメンテナンスは不要になります。表面全体が少しかさついた状態であれば、メンテナンスを行うサインだと思ってください。表面のかさつきはあるものの、全体的に目立つ輪ジミや表面の汚れがそれほどでないものは、上から全体にオイルを塗っていく方法をオススメします。

★表面の埃を綿100パーセントの布でキレイにします

★メンテナンスオイルと一緒にお渡ししたウエスもしくは綿100パーセントの布にオイルをたらし、木目に沿ってオイルを塗ります。

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★塗り残しがないように、全体にまんべんなくオイルを塗ります。

★オイルがついていないウエスや布で、染み込みきれていないオイルを拭き取ります。

★オイルを塗った後は、一晩ほど触らない、物を置かないようにします

以上が目立った染みや傷がなく、全体的にカサカサするテーブルには最も効果的な方法です。

輪ジミや細かい傷が気になる場合は、オイルを塗る前に紙やすりで研磨します。このときに気になる部分の少し周りも一緒にやすりをかけてください。そうすることで、ムラが目立ちにくくなります。紙やすりでの研磨が終わったら先ほど述べた工程でオイルを塗ってください。

メンテナンスをして色艶が戻ったテーブルは気持ちの良いものです。新年を気持ちよく迎えることも出来ると思いますのでぜひチャレンジしてみてください。

オイルを塗った際に、注意して頂きたい点が1つあります。オイルが染み込んだ布と拭き取った布は、すぐに水でしっかりと濡らして、濡れたまま生ゴミに捨ててください。

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オイルを染み込んだ布をそのままにしておくと、熱をもち、けむりが出る事例もでていますので注意してください。蓋がしまったボトルに入った状態で保管することは問題ありません。

最後にこれまでオイルやメンテナンスについて書いたブログエントリーをまとめておきます。こちらも読んでみてください。

製作現場からみるオイル仕上げとウレタン塗装の違い

オイル仕上げのウォールナット材テーブルのメンテナンス

3年使ったオイル仕上げのテーブルを公開します

最適な仕上げを選ぶために知っておくべきオイルとウレタンの違い

さあ、オイル塗装の無垢テーブルをメンテナンスしよう! 

賢木@吉祥寺

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