2014.11.22

HANDYチェアの取り扱いが始まります。瑞木@相模湖のファーストインプレッションをどうぞ。

明日23日から六本木のアクシスギャラリーで宮崎椅子製作所の展示会が開催されます。先日のブログでも書いたようにソリウッドでは現在宮崎椅子製作所の椅子を5作取り扱っています。新たに2作の取り扱いが増えると告知していましたが、その内の1作の展示用見本の椅子が届きました。さっそく試座して、写真を撮りました。ということで、本日のブログはこの椅子について書こうと思っていましたが……
写真のデータが入ったメモリーカードを工房に忘れてきてしまいました。

写真を掲載できないので、文字だけでファーストインプレッションを伝えてみようと思います。本日届いたのはHANDYチェアです。カイ・クリスチャンセン氏というデンマークのデザイナーが1956年に発表したNV-31チェアの復刻版になります。オリジナルからは若干の変更があったようです。肘から背中に掛かる部分が少し弧になるように変更されています。また座面までの高さを2種類用意されました。オリジナルは座面高が450mmと日本人には少し高い設定になっています。そのため、宮崎椅子製作所で復刻するにあたって座面高が420mmになったタイプも発売されました。これは大変良いことだと思います。やっぱり体型にあった椅子が1番ですから。座面高が450mmあるとテーブルとのマッチングも難しくなります。欧米サイズではテーブル高も高くなっているので座面高450mmでピッタリかもしれませんが、日本の標準的なテーブル高に比べると450mmは少し高いです。やっぱり座面高420mmぐらいが合っています。事実、日本製の椅子は座面高が400mmから420mmぐらいのものが多いです。

HANDYチェアは座面と背板にファブリックが張っているタイプの椅子になります。宮崎椅子製作所の椅子は背板にファブリックが張られていないタイプが多いと思います。ソリウッドで現在取り扱っている宮崎椅子製作所の椅子は背板は木材のものばかりでした。背板にファブリックが張られているタイプは背中をしっかり支えてくれるのが特徴です。このHANDYチェアも背中のホールド具合はバッチリでした。非常に安定した座り心地を得る事ができました。短時間しか座っていませんが、長時間座っても問題なさそうに感じました。

座面もソフトで座り心地グッドでした。割とクッションが効いています。宮崎椅子製作所の他の椅子に比べると座面はソフトに感じます。個人的な感想ですが、座面は僕のお尻にフィットしてくれているようです。これに関しては体型や個人の好みによって感想は変わってきますので試座が必要です。

ファーストインプレッションで1番気に入ったのは、肘掛けですね。HANDYチェアの肘掛けは肘掛けと言っていいのか分からないぐらい控え目なデザインです。前方まで張り出していないので、窮屈には感じません。座面の上であぐらをかくこともできました。肘掛けとしては多少物足りない感じもします。復刻版で改良したデザインによって肘掛けとしての機能をより果たすようになったのではないかと考えています。オリジナルのNV-31チェアの写真を見てみると肘掛けが直線的なので肘の掛かりが甘くなるのかなと思います。NV-31チェアに座っていないのであくまでも見た目で感じた印象です。とにかくHANDYチェアの控え目にみえる肘掛けに肘が掛かるのは確かです。また肘掛けがせり出していないので、テーブルに幕板があっても奥までしまうことができるはずです。

ショールームに展示品として置くHANDYチェアはチェリー材で座面はRIOという革が張られているものです。天然皮革ですが、型押ししてあるので凹凸があります。RIOは新しく選択できるようになった天然皮革です。まだソリウッドで注文したお客様はいませんが、実物の見本が入ったことで選択する方が増えてくるかもしれませんね。座った感じも柔らかく触り心地もソフトですよ。

というわけでHANDYチェアの取り扱いが始まります。見本は明日23日の午前着で吉祥寺ショールームに送ってあります。ショールームが開店する午後には見本を展示できると思います。プライスカードなどの準備は間に合わないかもしれませんが、試座することは可能になるはずです。

どうぞ、座りに吉祥寺ショールームまでお越し下さい。

瑞木@相模湖

※写真はまた別のブログに書くか、このブログエントリーに追加するかします。

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